健康 みんなの保健だより

鷹栖町では特定健診受診率60%以上を目標にしており、健診を受けていない方へのアプローチなどに取り組んでいます。特定健診を受診されていない方のなかには、医療機関にも通院していなく、身体の状態を確認する機会がないまま、知らないうちに生活習慣病が重症化して、突然心筋梗塞や脳梗塞で倒れてしまう方もいます。特定健診を受診される方が増え、より多くの方が軽症のうちに治療や改善に取り組み、予防できる重症な病気を防ぐことで、死亡や介護につながらない生活を送っていただきたいと考えています。過去3年間をみてみると、徐々に受診率は上昇していますが、目標の60%にはあともう少しです(表1)。また、年代別に見ると、40歳代、55~59歳等、比較的若い方の受診率が低い状況となっています(表2)。特定健診は若い年代から受診し、毎年身体の状況を確認することが大切です。今年度も3月まで特定健診を随時実施していますので、ぜひご利用ください。

また、特定健診を受診された方の結果では、特に40~64歳の肥満の割合が増加しており、男性では5人のうち2人、女性は1.7人の方が肥満で全国よりも多い状況です。(表3・4)
肥満は様々な生活習慣病につながり、若いうちから血管を傷め、脳梗塞や心筋梗塞の要因となります。また、糖尿病の診断基準にも該当するような血糖値が高い方は、翌年度の健診ではさらに血糖値が高い方の割合が増えています。(表5)
鷹栖町では特定健診を受診された方へ無料で健康相談を随時実施していますのでご希望の方は保健推進係までご連絡ください。また、特定健診等で再検査があった方は自覚症状がなくても必ず再検査を受診しましょう。