くらし 花のまち随想
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- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道東神楽町
- 広報紙名 : 広報東神楽 2026年1月号(第736号)
東神楽町長 山本進
あけましておめでとうございます。令和8年(2026年)の新年を迎え、町民の皆さまにはお慶びを申し上げます。今年もどうぞよろしくお願いいたします。
昨年は、「複合施設はなのわ」のグランドオープンから1年が経過し、フラワーガーデンも春から色とりどりの花を咲かせ、本当にきれいな風景でした。訪れた多くの皆さんからも「感動しました」という声も聞かれ、私どももうれしく思っています。これも支えていただいているボランティアの皆さんをはじめ、多くの住民の皆さんのおかげだと思っています。本当にありがとうございました。
また、第35回全国花のまちづくりコンクールで、町内の「花のまち花くらぶ」が優秀賞を受賞しました。「花のまち花くらぶ」は、道道沿いの植栽帯を美しくすることを目的に2020年に発足し、現在は16名の方が、ひじり野地区の植栽帯と公園花壇をきれいにする活動しています。旭川市から東神楽町に入ると景観が一変するのは、「花のまち花くらぶ」の皆さんの活動と、道路清掃や花植えなどを行っている住民、行政の連携だと思っています。「複合施設はなのわ」の前のフラワーガーデンもボランティアの皆さんをはじめ、多くの方々に支えられています。こうした住民の皆さんの率先した行動が東神楽町全体の風景を作っているのだと思います。
「複合施設はなのわ」も、北海道が選定する「令和7年度赤レンガ建築奨励賞」を受賞しました。複合施設で、かつ、増築や既存施設のリノベーションが複雑に関連している中で、選定のコメントでも「旧庁舎に文化ホール・診療所・バスセンター等を円形回廊でつなげ、新旧を感じさせない空間を創り上げている。(中略)新たなタウンスケープとして期待される」とされており、まさに東神楽町らしい風景になってくるのだと思います。
東神楽町は、2024年の「街の幸福度自治体ランキング」で全国1位になりましたが、今年も5年連続で北海道1位(全国の順位は現段階では未発表)となりました。これも、利便性が高く、優れた住環境や公民館活動などのコミュニティ活動、地域の結びつきなど、さまざまな要素が関係していると思います。住んでいる人が幸福に感じられるということは、まちづくりにとっても最も大事なことだと思います。今年も住んでいる方や東神楽町に関係する方々が幸福に感じられるよう努力をしていくとともに、改めて町民の皆さまの幸福を祈念しております。
