- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道東神楽町
- 広報紙名 : 広報東神楽 2025年10月号(第733号)
■“いつからこんなに悪かったんだろう”とならないために
~ご自身の身体の状態を知る機会はありますか~
“自覚症状もないし、元気で働けるし、自分は病気とは無縁だと思っていた。でも、思い返すとここ何年も健診なんて受けていなかった…。数値で見ないと自分が健康かどうかわからない”とお話してくれた住民の方がいらっしゃいました。
このお話からもわかるように、自分が健康かどうかを“自覚症状”で判断される方も多いのではないでしょうか。例えば、テレビなどで一時期よく耳にした“腎機能障害”で注目された“腎臓”。その腎臓も“沈黙の臓器”と言われています。
では、その腎臓は、どれくらい働きが悪くなると自覚症状が出てくるのでしょうか。
◆健診で知ることができます!
図をみていただいてもわかるように、腎臓はその働きが1/3以下までにならないと症状が出てきません。しかし、自覚症状がない段階で気づく方法があります。それが健診(血液検査)です。東神楽町では、町独自で腎臓の働きをみる項目(GFR)を追加し実施しています
GFR:糸球体ろ過量
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いらないものを捨てる力
※糸球体:糸のような細い血管の集まり。この球体が集まって腎臓ができている。
あなたの腎臓の働きが今どの段階にいるのかを知る機会はありますか?“職場健診やかかりつけの病院などで血液検査をしている”という方は、受けている検査項目に、腎臓の働きをみる項目が入っているかを確認してみることをお勧めします。
◆まだ間に合います!
10月27日(月)~31日(金)、1月29日(木)~30日(金)に集団健診を実施します。また、国民健康保険に加入している方はご自分の都合に合わせて好きな日程で健診を受けられる個別健診(町内医療機関3か所、旭川市内106か所)も実施しています。詳しくは、ホームページまたは4月末に大雪地区広域連合から受診券と共に送付されている実施医療機関リストをご覧ください。
◆腎臓の働きをみる検査項目
◇尿検査
・尿蛋白(定性・定量)
・尿潜血
◇血液検査
・血清クレアチニン
・GFR(糸球ろ過量)
教えてくれたのは…
健康ふくし課課長 補佐山田美佳さん