くらし 令和6年度当麻町決算 令和6年度決算報告我がまち家計簿

決算は、1年間のまちづくりの記録であり、いわば「まち家計簿」といえるものです。町民皆さんから納めていただいている町税や、国や道から交付されたお金がどのように使われているのか、決算の状況をお知らせします。


※万円単位で四捨五入しているため、差引額などが一致しない場合があります

■用語解説
一般会計…教育・福祉や道路整備、ごみ処理など、主に町の基本的な行政サービスを行う会計。
特別会計…一般会計と切り離して、特定の事業毎に経理する予算。保険税や保険料など特定の収入で事業を実施。
依存財源…国や道の基準に基づき交付される財源。地方交付税、町債、道支出金などがある。
地方交付税…全国どの市町村に住んでも、一定水準の行政サービスが受けられるよう国から交付される。
町債…町が国や金融期間などから借り入れる資金。
公債費…町債を返済するための経費
基金…地方公共団体が、国から交付された補助金などを原資に、特定の用途に充てるため、他の財産と区分して保有する金銭

■令和6年度まちづくり寄附金の状況
寄附件数:2万5,931件
寄附金額:6億7,083万円

(1)安全・安心な農産物の生産供給等農業振興に関する事業
寄附金額996万円を充当
良食味米生産事業ほか11事業に活用

(2)環境の保全に資する森林整備・水源かん養・環境緑化等に関する事業
寄附金額4,637万円を充当
町産材活用促進事業ほか4事業に活用

(3)未来を担う子どもの育成支援に関する事業
寄附金額2億1,970万円を充当
ふるさと思い出机製作事業ほか48事業に活用

(4)安全で安心して暮らせるまちづくりに関する事業
寄附金額6,788万円を充当
防災対策事業ほか11事業に活用

(5)心がつながる特色あるまちづくりに関する事業
寄附金額1億8,914万円を充当
公民館文化事業ほか18事業に活用

■一般会計
町の会計の中心で、わたしたちの生活に最も関わりあいの深いのが一般会計です。
令和6年度の一般会計決算は、歳入が80億4353万円、歳出が77億9365万円となりました。これは昨年度と比較すると、歳入で4億967万円の増、歳出で3億5571万円の増となります。歳入・歳出ともに増加となった要因としては、歳入では町ふるさと納税(決算上の名称は、まちづくり寄附金)による寄附金の増加、歳出では、証明書コンビニ交付システムなどの行政システムへのDX導入経費の増加が影響しています。歳入と歳出の差引額2億4988万円のうち、1億4千万円を財政調整基金に積み立てています。

■基金の状況
令和6年度も、計画的に基金の取り崩しと積み立てを行っています。基金は用途別に分けられ、町債の返済にあてるための「減債基金」や、当麻町のまちづくりに賛同する個人からの寄附(ふるさと納税)を積み立て、指定された事業に使用する「まちづくり基金」など、一般会計で7つ、特別会計で2つ、計9つの基金が当麻町にはあります。
令和6年度のまちづくり寄附額は、昨年度より1億円以上多い6億7083万円となり、過去最高額の寄付となりました。また、昨年度最も多く指定された使いみちは、「未来を担う子どもの育成支援に関する事業」で、計8134人の方から寄附をいただきました。金額としては、2億2472万円で、まちづくり寄附金に積み立てた後、「ふるさと思い出机製作事業」などの事業に活用しています。

「地方公共団体の財政の健全化に関する法律」に基づく、健全化判断比率・資金不足比率については、町ホームページから