- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道比布町
- 広報紙名 : 広報ぴっぷ 2025年3月号(798号)
●「ピピカツ」って?
町では、運動習慣の形成や食生活の改善を通じて、全世代が生涯健康で豊かな人生を送るために必要な体づくりをサポートする事業「ピピカツ」を展開中。ピピカツ事業は、このロゴマークが目印です。
■[01]今月の筆者 役場保健福祉課 栄養指導係長 加藤和恵
今回は、免疫力について紹介します。
免疫力を上げて、ウイルスや細菌から身体を守りましょう!
▼身体を守る免疫細胞
人間の体には、細菌やウイルス、がん細胞を常に監視して撃退してくれる免疫細胞があります。
免疫細胞の6~7割は大腸に存在し、免疫細胞を活性化させることで免疫力が上がります。
免疫力を上げるために食事が大きく影響していることがわかってきました。
▼腸内環境を整える
免疫細胞が多く存在する大腸の腸内環境を整えることで、免疫細胞を活性化させる細菌(善玉菌)を増やすことができます。
善玉菌を増やすためには、善玉菌のエサになる食品をとる必要がありますが、下記にあるような食品が善玉菌を増やすと言われています。
▽腸内の善玉菌を増やす食品
・発酵食品
納豆、味噌、醤油、酢、チーズ、ヨーグルト、ぬか漬け、たくあん、キムチ など
・食物繊維を多く含む食品
野菜類 1日350g
豆類 豆腐100g
果物類 1日100g~150g
海藻類
きのこ類
発酵食品は善玉菌を持っており、食物繊維は善玉菌が喜ぶエサとなって、菌を増やしてくれます。
野菜は食物繊維だけでなく、腸の粘膜を修復するビタミン類をとることができます。
特に色の濃い緑黄色野菜(にんじん、ほうれん草、ブロッコリーなど)は意識して食べましょう。
▼生活環境を整えましょう
体温が低下すると善玉菌が活性化できないので、生活習慣を整えて体調管理をしましょう。
特に朝食は1日のスタートで、体温を上げるために1番大切です。夜更かしせず、適度に休息をとるなどできるところから始めましょう。
インフルエンザや、風邪が流行しやすい今の季節、免疫力を高めて体を守りましょう。