- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道比布町
- 広報紙名 : 広報ぴっぷ 2025年7月号(802号)
■「町長への手紙」にお寄せいただいた手紙とその回答を紹介します。
▼図書館について
図書館の日曜・月曜・祝日を休館することに賛同できません。図書館は文化の拠り所です。本の背表紙を眺めているだけでも良いのでは。比布の図書館は、今まで新聞を読みに行く人もいるし、バスやJRの待ち時間に寄って雑誌を読む人がいるなど、気楽に寄ることのできるいい場所です。
今回の試みは司書さんなど、働いている人の休みがとれないことと聞きましたが、それは働く人が少なすぎることが原因です。図書館を休館することとは別問題です。図書館のカーテンが閉まっていると町の活気がない感じがします。
阿部桂子(24区)
図書館の休館日が増えることに関して、何らかの事情があってのこととは思いますが、なんとか体制を整えて、日曜・祝日の開館を再開して欲しいです。
日曜が休館になると、日曜休みの社会人や学生などの利用できる時間帯が大きく減り、人によっては、ほとんど利用不可能になることも考えられます。図書館が利用できないということは本人が購入した本以外の書物を読む機会をほとんど奪うことになり、特に経済的に余裕がない人には大きな影響があります。ただでさえ都市部に比べると文化的・教育的な体験が限られる中で、図書館という基礎的な施設を十分に利用できなくなることは、都市部との教育格差や文化的格差を広げることとなり、今後生活し子育てをしていく上でも危機感を覚えます。
また、貸出以外の利用方法(禁帯出の本での調べものやDVDの視聴など)は短時間での利用が難しいため、さらに制限されてしまいます。
町民が必要としたときに資料を利用できない、学習したくなったときに学習できないということは、比布町にとって、将来的にも大きな損失であり、現在の利用者数で判断してよい問題ではないと思います。繰り返しにはなりますが、なんとか開館日を元に戻してください。
佐々木聡子(21区)
▽町長からの回答
お手紙をいただき、ありがとうございます。
本町の図書館は平成15年に開館して以来、町の文化振興施設として多くの皆様にご利用をいただいておりますが、近年は利用者が減少し、特に土・日・祝日の利用が減少しています。
これまで土・日・祝日には、「としょかんまつり」や「クリスマスイベント」、ひろがり文庫さんによる「絵本の読み聞かせ会」などのさまざまなイベントを開催しましたが、継続的な休日の利用者増加には至りませんでした。
このことから、今年度は試験運用として「毎週日・月・祝日を休館日」、「土曜日は午後5時までの開館」とさせていただき、利用者皆様の声をお伺いしながら、休館日および開館時間の見直しについて検討したいと考えております。
いただきましたご意見につきましては、見直しに向けた貴重なご意見としてお受けいたします。引き続き、町民の皆様からさらなるご意見等をお寄せいただき、利用者皆様にとって、より親しみやすい図書館運営の実現に向けて検討をさせていただきたます。
▼お寄せください
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