くらし 3月の十勝岳

掲載は概要です。
詳細は公式ホームページでご確認ください。

◆活動状況と噴火予報事項
噴火予報(警戒レベル1、活火山であることに留意)に変更はありません。

◆噴煙などの表面現象の状況
監視カメラによる観測では、今期間、気象条件などの影響により噴気(噴煙)の高さを観測できた日が少なく、62-2火口の噴煙は火口縁上300m以下、大正火口の噴気は100m未満、振子沢噴気孔群の噴気は稜線上100m以下でした。

◆火山ガスなどの状況
15日に実施した現地調査では、火山ガス(二酸化硫黄)の放出量は1日あたり約300トンで、前回(2024年9月6日、1日あたり約200トン)と同程度でした。

◆地震活動などの状況
火山性地震は少ない状態で経過。火山性微動は観測されていません。

◆地殻変動の状況
GNSS連続観測では、2021年以降、山体浅部の収縮傾向を示す地殻変動が観測されていましたが、2022年以降次第に鈍化し、2024年秋以降は概ね停滞しています。

問合せ:旭川地方気象台
【電話】0166-32-7102