- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道占冠村
- 広報紙名 : 広報しむかっぷ 2025年9月号
■占冠学園として
▽トマム学校との合同行事
5月に修学旅行(3年生)、7月に宿泊研修(2年生)をトマム学校と合同で行いました。生徒同士の打ち合わせはオンラインで行うなど連携を図り、互いの交流を深め、思い出に残る行事になりました。3年生の修学旅行は、最終日に震災遺構である仙台市立荒浜小学校を見学しました。震災遺構とは、東日本大震災などの大きな自然災害で被害を受けた建物や場所をそのままの姿で保存し、当時の被害の大きさや教訓を伝えるための施設や跡地のことです。今過ごしている日常が当たり前ではないこと、家族・友人など身近な人を大切にすること、震災のことを知り見て聞いたことを伝えていくこと、一人一人が多くのことを学び考える時間になりました。
▽占冠中央小学校との合同行事
5月に第3回小中合同運動会を行いました。学年の垣根を越えて協力し合う姿や、全力で競技に取り組む姿が数多く見られました。今年度は、第1回小中合同文化発表会を9月27日(土)に行います。例年同様、小学校の学級発表と中学校の自由創作発表、中学生による「探究」発表を行います。「探究」とは、「SDGsの視点から考える占冠村」をテーマとし、自分で課題を見つけ、調べ、考え、解決の方法を探っていく学びです。答えが決まっていない問題に向き合い、皆さまへのインタビューや調べたことから、自分の力で答えをつくり出していくことを目標としています。多くの村民の皆さまのご来場をお待ちしております。
占冠学園構想の充実に向け、中央小学校との乗り入れ授業や合同行事、トマム学校との授業協力や合同学習の開催など3校が協力して、地域全体で子どもを育てる取り組みを進めているところです。今後も、地域や関係校とのつながりを大切にしながら、子どもたちの豊かな学びと成長のために、占冠学園としての取り組みを着実に進めてまいります。
問合せ:教育委員会学校教育担当
【電話】56-2182