- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道和寒町
- 広報紙名 : 広報わっさむ 令和7年7月号
◆話題の新着本
『真実の幻影』
堂場瞬一/著
ノンフィクションの連載を担当することになった東日新聞の高岡。30年以上前に起きた未解決の女児誘拐事件を取り上げることにしたが、不可解な点が次々と浮かび上がり、脅迫まで受けることに…。『一冊の本』連載を書籍化。
『ニンジャ』
今野敏/著
ロシア大使館駐在武官・ゴーゴリの行動確認を指示された公安外事・倉島。ゴーゴリはある日本人女性と接触していて…。「ケースオフィサー」など公安の日常、チーム倉島の躍動を描く全8編を収録。『オール讀物』掲載を書籍化。
『青い鳥、飛んだ』
丸山正樹/著
万引きした男を捕まえようとしてもみ合ううち、その男を死亡させてしまったコンビニ店主・柳田克己。万引きで捕まった過去を持ち、生活苦から必死に生きる女性・ミチル。そんなふたりが、ある事件を契機に巡り会い…。
『つくみの記憶』
白石一文/著
遼平は、ほぼ初対面のつくみが昔からの知り合いのような感覚に襲われ、わずか1カ月半で結婚。それまで恋人だった友莉が失踪し、捜索を進めるにつれ驚愕の真実を知ることに…。『小説推理』掲載に書き下ろしを加え単行本化。
『武闘刑事』
中山七里/著
千葉県警刑事部捜査一課、高頭冴子班に所属する郡山が親しくしていた隣人の母娘が銃殺遺体で発見された。容疑者として在日米軍曹長が浮上するが捜査は難航。さらに事件の裏には基地問題も絡み…。『文蔵』連載を加筆修正。
『ぼく、バカじゃないよ』
藤野千夜/著
団地への引っ越しで連れて行けなかった飼い犬、いじめっこがいる幼稚園、乗りたくない自転車。とっちゃんの生活は平和なことばかりではないけれど、一歩一歩ゆっくりと進んでいく-。全ての大人に贈る、せつなく温かな童話。
『だいたいしあわせ』
阿川佐和子/著
どんなに足腰痛くても、ほんのちょっと笑ったら、まあ、いいか、ルンルルン!痛いところに貼ると効果抜群の、アガワ流・心の湿布薬。日々を楽しく過ごすコツが満載。『北國新聞』等連載から56話をまとめて単行本化。
『ヨシモトオノ』
吉本ばなな/著
天井の木目に小さな顔があった。何度見ても顔だった。知らないおじさんの顔…。日常の中でふと見える世界の裂け目。怖く、美しく、心の中に小さな不思議と希望の光を灯す怪談を集めた、吉本ばなな版遠野物語。全13編を収録。
『運命の終い』
奥田亜希子/著
30代で未亡人となった彩香。夫との恋を運命と信じていたがすべてを失い、「もう運命なんて信じない」と無味乾燥な毎日を送っていた。しかし突如、衝動的に「雑な大人の恋愛」をスタートすることに…。
◆今月のBEST本(5月の貸出回数上位本)
『百一歳。終着駅のその先へ』
佐藤愛子/著
百歳を迎えての日常と、今の思いとは?佐藤愛子の90代後半から2024年までの『婦人公論』でのインタビューと、単行本未収録のエッセイを総ざらい。変わらない歯切れよさで、世相と日常を語り尽くす。