くらし 令和7年度 町政執行方針(3)

III 一人ひとりが輝くマチを目指して
(1)地域力の創造
人口減少社会において持続可能な地域を実現するためには、マチの課題を的確に見定め、マチが持つ資源や人材を積極的に活用した地域力を創造する取組が重要です。町内外の多様な人材と協働することで、魅力ある地域の形成やコミュニティの再生が期待できますことから、引き続き、集落の核となる人材として集落支援員を設置するとともに、地域おこし協力隊制度の積極的な活用や、個々のスキルを活かした自由な活動ができる環境づくりと積極的な募集活動に努め、任期後の活動サポートや起業支援による地域への定着を引き続き推進してまいります。また、マチの認知度向上とイメージアップによる地域ブランディング及び交流人口・関係人口の創出による地域活性化を図ることを目的として、公認インフルエンサーを活用し、天塩町の魅力を全国に発信する取組を推進してまいります。
市街地における人口減少は、地域コミュニティの活力低下につながりますことから、定住の促進を目的とした町有地の売払いを実施するとともに、移住定住促進住宅の利用促進に向けた積極的なプロモーションを図ることで、定住人口の増加と移住の促進に努めてまいります。

(2)国際交流・多文化共生の推進
本町とアメリカ合衆国アラスカ州ホーマー市との姉妹都市交流は、親善団の訪米及び受入や交換留学、文化スポーツ交流など、地域主体の中で行われてきました。本年は、ホーマー市より青少年交流団が来町しますことから、受入体制を整備し、国際交流を継続して推進してまいります。
また、本町の外国人人口は年々増加傾向にあり、地域の様々な産業分野で活躍しながら、私たちと共に生活しております。多文化共生の視点に立ち、マチの一員として地域へ溶け込めるよう、文化交流や研修交流を充実させ、多文化共生の一層の推進に努めてまいります。

(3)天塩高等学校の魅力化
天塩高等学校の魅力化に向けた取組につきましては、引き続き、天塩高等学校振興会に対する補助を実施するとともに、公設民営塾による学習支援や、総合的な探究の時間を活用した高大連携事業など、天塩高等学校の魅力化に向けた支援を実施してまいります。麗澤大学との包括連携協定のもとに、一層の人材育成と地域振興を図る思いであり、まちづくりシンポジウムにおきましては、年々ブラッシュアップされていくアイディアに、若者たちの成長を実感しております。官・民・学・地域で創りあげたアイディアを「カタチ」にできるよう、天塩高校生や関係機関の皆様との協働した取組を推進してまいります。