くらし 特集 ゼロカーボンくんねっぷ ~クリーン農業・クリーンエネルギーのまち~

令和6年3月に訓子府町ゼロカーボンシティ宣言を行い、その実現をめざして令和7年3月に「訓子府町再生可能エネルギー導入戦略」を策定しました。
町民、行政、事業者が一体となり脱炭素に取り組み、持続可能なまちづくりにつなげていきましょう。
※ゼロカーボンとは、生活や経済活動で排出される温室効果ガス(二酸化炭素やメタンなど)の出る量(排出量)と森林などの光合成による吸収量の差し引きを「ゼロ」にすることです。

◆町民アンケート結果
本町がどのような将来像を掲げて取り組むべきか令和6年8月に町民1,000人を対象にアンケート調査を実施しました。その結果、下図のとおり防災力強化や生活の質向上、基幹産業である農業振興や地域活性化などは共感が得られましたが、大規模再生可能エネルギー設備の導入による再生可能エネルギー先進地をめざすことは、他と比較して共感が低いことが確認できました。

◆ゼロカーボン実現に向けた取り組み方針
本町はクリーン農業の取り組みにより築いてきた環境配慮型農業をさらに進め、クリーンエネルギーの導入を図ることで、本町が有する地域の魅力、可能性を最大限に生かすべく、5つの方針を設定し、ゼロカーボンの実現、持続可能なまちづくりに向けて取り組みます。

◇クリーン農業×クリーンエネルギーのまちくんねっぷ
(1)事業者と連携した再エネ(太陽光)供給力の拡充
CO2削減に関わる情報提供や各種補助などの活用に向けた協働など、事業者の取り組み支援に努めます。
(2)農業分野における取り組み推進
スマート農業などの普及により農業効率化を促すほか、農業由来J-クレジットなどの活用支援に努めます。
(3)省エネを中心とした事業所・家庭における取り組み推進
住宅の高断熱・高気密化を進めるほか、地域脱炭素の取り組み理解・普及に努めます。
(4)森林資源を活用した脱炭素の取り組み推進
森林環境整備を断続的に実施し、J-クレジットの創出、長期的にはバイオマスの活用も検討を行います。
(5)行政(事務事業)における取り組み推進
短期的には複数施設のゼロカーボン化、中長期的には公共施設の建て替え、集約化に併せた省エネ・再エネの導入を検討します。

◆CO2排出量削減目標
本戦略に基づいた取り組みにより、本町は国が掲げる2030年度までの46%削減目標を上回る削減目標を掲げます。

・基準排出量(2013年度)
48,365トン-CO2/年
・中期目標(2030年度)
25,137トン-CO2/年
〔48%削減(2013年度比)〕
・長期目標(2050年度)
0トン-CO2/年
〔ゼロカーボンの実現〕
※トン-CO2/年は、1年間で排出される二酸化炭素排出量です。
※本町の二酸化炭素排出量は、北海道の二酸化炭素排出量を本町の部門別活動量で按分して算出しています。

◆それぞれが果たす役割
脱炭素の取り組み推進には、町や事業者、町民がそれぞれの立場で積極的な役割を果たすことが大切です。

◆家庭でできる効果的な省エネ方法
地球温暖化防止に必要な温室効果ガス(二酸化炭素など)の排出削減には一人一人が問題意識を持ち、省エネを実行することが大切です。一人では効果が少ないように思えますが、町民皆さんで取り組めば大きな効果が得られます。
また、省エネにより使用燃料、電力などが削減され、節約につながりますので、無理なく簡単に取り組める省エネライフをスタートしましょう。

・経済産業省資源エネルギー庁省エネポータルサイト「家庭向け省エネ関連情報無理のない省エネ節約」
・町ホームページ「訓子府町再生可能エネルギー導入戦略」
(本紙のQRコードよりご覧ください。)

問合せ:地域創生推進室推進係
【電話】47-2115(役場2階 窓口11番)