くらし 〔特集〕「そのとき」に備える(1)
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- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道訓子府町
- 広報紙名 : 広報くんねっぷ 令和7年9月号
昨今の増加する大雨や台風などの風水害、さらに地震は、どこでも発生する可能性のある自然災害です。日ごろの備えや防災情報の入手方法を確認するとともに、町と地域の皆さんが協力し、防災体制を整えることで、被害を軽減することができます。
9月1日の「防災の日」は、風水害や地震などの被害を最小限に食い止めるため、日常の備えの大切さを再確認する日です。家庭や地域、職場で災害への備えを確認しましょう。
◆災害時の3つの助け
一人一人が「自分の命は自分で守る」「自分たちの地域は自分たちで守る」という意識を持ちましょう。
(1)自助 一人一人が自分の安全を守る
(2)共助 地域や身近にいる隣近所が助け合う
(3)公助 国や町、消防などの行政機関の取り組み
◆地域を守る自主防災組織
自主防災組織とは、災害から自分たちの地域は自分たちで守るという「地域ぐるみの協力体制」のことをいいます。災害時は、自治体などの防災機関と連携して、情報収集や避難の誘導、避難所の運営などを行います。また、平常時は防災知識の普及や防災訓練を実施するなど、いざというときに備えます。
町では現在、7町内会、2実践会で組織が設立され、自主防災の意識を高めています。また、一部の地域では年に一度、災害を想定した避難訓練を実施しており、緊急時に備える動きが進んでいます。
他の自治会でも地域住民が協力して避難できるように自主防災組織を立ち上げ、自分たちの手で地域の安全安心を守りましょう。
◆9月1日「防災の日」 防災の大切さを再確認しましょう
◇非常持出品の準備・点検
いざというとき、ただちに避難するには、日ごろから非常持出品の準備・点検をしておくことが重要です。町では、災害に備えた備蓄を行っていますが、災害時に必要なものは一人一人異なります。
次の一例を参考に自分用に合わせて非常持出品の準備・点検をお願いします。
〔非常持出品の一例〕
飲料水・食品(最低3日分、できれば1週間分)、マスク、手指消毒液、体温計、除菌シート、救急用品、トイレットペーパー、携帯トイレ、ビニール袋、上靴、タオル、着替え、洗面用具、カイロ、懐中電灯、携帯ラジオ、携帯電話、充電器、予備バッテリー、貴重品(現金、通帳、身分証明書)など
※小さいお子さんがいる方や持病のある方は、上記の非常持出品に加え、乳幼児用品や薬などの準備も必要です。
◇日々の備蓄はローリングストック法を活用
ローリングストック法とは、普段の食品などを多めに買い置きして、古いものから消費し、消費した分を買い足すことで常に一定量の食品などが備蓄されている状態を保つ方法です。これにより、備蓄には普段使用している食品などを活用することができ、無理なく備蓄ができます。
〔ローリングストックする備蓄の一例〕
飲料水、菓子(クッキー、チョコ、ようかんなど)、あめ、パスタ(ソースとセット)、果物の缶詰、使い捨てカイロ、乾電池、ガスボンベ(カセットコンロとセット)、トイレットペーパーなど
◇マイ・タイムラインを作成
マイ・タイムラインとは、災害時における自分自身の防災行動計画のことです。被災時は誰もが混乱、困惑するものですが、あらかじめ災害時の行動を時系列的に整理することで、命を守る避難行動の助けとなります。
皆さんも町のハザードマップをご確認のうえ、自宅や周辺のリスクを確認し、避難先や避難ルートを具体的に決めてマイ・タイムラインを作成してみましょう。
※下記QR(本紙参照)から「Webでマイ・タイムライン」、町ホームページをご覧ください。
・国土交通省関東地方整備局ホームページ 「Webでマイ・タイムライン」
・町ホームページ 「防災ガイドマップ・洪水ハザードマップ」
問合せ:総務課防災危機管理係
【電話】47-2112(役場2階 窓口10番)