- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道浦河町
- 広報紙名 : 広報うらかわ 令和7年2月号
■谷川牧場生産のニシノデイジーが「中山大障害」で2度目のV
12月21日に中山競馬場で行われたGIレース「中山大障害」で谷川牧場生産のニシノデイジー号が5馬身差で圧勝し、2年振り2度目の優勝となりました。
ニシノデイジー号はスタートから好位につくと最終コーナーから一気に加速。後続を突き放し勝利しました。
22日には町長と牧場の関係者が駆け付け祝福。谷川貴英代表取締役社長は「まさか勝てるとは思わなかった。本当に頑張ってくれた。レースでは五十嵐騎手と相性もよく落ち着いて走っており、ジャンプもミスなくきれいでよかった」と同馬を労(ねぎら)い、池田町長は「終わり良ければ総(すべ)て良し。年末のレースで浦河産馬が活躍し嬉しく思う。勢いこのまま来年も活躍してくれれば」と話していました。
■URAKAWA yamoriが森と人を育てるコンクールを受賞しました
令和6年度森と人を育てるコンクール木育活動を行う団体部門でURAKAWA yamori(共同代表神馬充匡さん、大野啓輔さん、松田剛之さん)が優秀賞に輝き、12月16日に役場で表彰状伝達式が行われました。
同団体は平成28年より町内の小学校やイベントで端材を使用したカトラリーづくりなどの木工教室を実施し、木育推進に寄与されたことから今回に表彰に至りました。受賞を受け、神馬さんは「子どもたちなどに建築業界を知ってもらうために活動をしてきた。活動を続けていくことで将来、建築業界に入ってくれれば嬉しい」と話していました。
■株式会社手塚組へ地域貢献に対する感謝状を贈呈
地域貢献作業に対する感謝状贈呈式が12月16日に役場で行われ、株式会社手塚組(北上鉄人代表取締役社長)へ町長より感謝状が手渡されました。
この感謝状は11月16日に町内の小学生を対象に行われた「第13回緑の学校」に対し贈られたもので、同学校は桜の苗木の移植や桜の治療、木工などを通して、浦河の桜景観が誇りであることを伝えるために行われたもの。今年で14年目の開催となりました。
北上代表取締役社長は「感謝状をいただき嬉しく思う。この活動は、技術者不足対策も兼ねていることから今後も続けていければ」と話していました。
■浦河高校の生徒が翻訳した絵本を寄贈
多文化共生に繋げる
12月19日に浦河高校の2年生(課題研究12班)が翻訳した絵本10冊を町立図書館へ寄贈しました。
絵本は日本の絵本を英語とヒンディー語に翻訳したもので、町に住む外国人の方々とのより良い共生社会の実現を目的に製作されました。
本を受け取り和田教育長は「町では外国人の方が増え、多文化共生に課題を抱えている。絵本は今後、多文化共生の大きなツールとなるので、施策などにも活用していきたい」と話し、生徒代表の今井千尋さんは「今後は翻訳された絵本が外国人家庭に普及するよう活動していきたい」と意気込みを話しました。
■浦河町と株式会社ゴンドラがDX推進に関する協定を締結
浦河町と株式会社ゴンドラ(東京都・古江恵治代表取締役社長)との自治体DX推進に関する協定締結式が12月26日に役場で行われました。
この協定は、お互いの知識や人材を活かして連携することで、将来予想される急激な人口減少を見据え、デジタル技術を最大限に使い、行政サービスの維持・強化や地域の活性化を目的に締結されたものです。
古江代表取締役社長は「浦河町のみならず日本全国で人口が減っており、厳しい状況にある。私の地元である浦河町がこの先も長く存続し、魅力を発信できるよう取り組んでいきたい」と展望を述べました。
■今年一年の人馬の無病息災を願う第116回「騎馬参拝」
新年恒例の騎馬参拝が1月2日に西舎神社で開かれ、地域住民や馬産業関係者ら250人が訪れ、一年の無病息災を願いました。
騎馬参拝は町内の乗馬愛好家らが馬に乗って初詣を行うもので、明治40年から開催。今年で116回目となりました。
参加した乗馬愛好者や浦河ポニー乗馬スポーツ少年団らは、日高育成牧場から西舎神社までの約3kmを行進し、参拝しました。
参拝した浦河ポニー乗馬スポーツ少年団の三嶋優斗さん(東部小6年)は「みんなも馬も1年間、元気で明るく過ごせるようにお祈りした。自分の目標としては、夏に開催されるジョッキーベイビーズ地区大会で優勝し全国大会に出場できれば」と今年1年の抱負を語りました。