- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道鹿追町
- 広報紙名 : 広報しかおい 令和7年11月号
日本ジオパーク全国大会が、9月27日と28日の2日間、十勝岳ジオパーク地域(美瑛町・上富良野町)で開催されました。北海道での開催は7年ぶりとなりました。全国大会は分科会や発表の場などを介して情報・意見交換をし、ジオパーク活動の発展と向上につなげることを目的としています。とかち鹿追ジオパークでは、大会前後の日程で巡検とツアーを開催したほか、会期中には生態系保全についての分科会を担当しました。大会には、喜井町長をはじめとする、とかち鹿追ジオパーク推進協議会の役員・委員や、ジオパーク運営に関わる幹事、ジオパークガイド等が参加しました。また、瓜幕中学校の2年生も大会に参加し、3件のポスター発表を行いました。
生態系保全についての分科会「生き物を守るってどういうこと?」は、日本ジオパークネットワークの生態学についてのワーキンググループと共催しました。同WGのメンバーは大会前に鹿追に来てエゾナキウサギ生息地の保全活動に取り組んできた幹事等と共に巡検を行い、また交流を深めました。分科会では具体的な題材を元に、生態系や地形の保全、人間同士のトラブルなどについて深く議論することができました。
瓜幕中学校の生徒たちは「ナキウサギの生息地問題」「気候変動と鹿追町」「ジェンダー平等」をテーマとして探究してきた内容をポスターにまとめました。多数の来場者に対してそれぞれ10回以上、発表する機会がありました。回を重ねる度に意欲を増し、自分の言葉で話をする様子が印象的でした。
問い合わせ:とかち鹿追ジオパーク推進協議会事務局(ジオパーク推進課)
【電話】67・2089
