くらし 【特集】まちの名前 変える?変えない?(2)

■もし、まちの名前が変わったら、自分はなにをすれば良いの?
まちの名前が変わると、「上川郡清水町」から「上川郡十勝清水町」への住所変更の手続きがいくつか出てきます。
行政で自動的に変更されるものもあれば、自分で手続きするものもあります。
自分で手続きする必要があるかどうか、主な項目をまとめました。

◇原則不要
・住民票、戸籍
・銀行口座(普通口座)
・印鑑登録証
・電力契約
・水道、ガスの契約
・国民健康保険被保険者資格確認書
・身体障害者手帳
・国民年金、厚生年金の被保険者・受給者の住所
・パスポート「所持人記入欄」現住所は自分で修正
・不動産(土地・建物)登記簿の「所在」
・自動車検査証の住所

◇切り替えなどのタイミングで必要
・マイナンバーカード…町名変更後、来庁した際に住所変更の内容を記載
・自動車運転免許証…免許更新の際に、新しい住所表記で発行

◇自分で確認が必要
・銀行口座…当座預金や融資取引がある場合は確認が必要
・保険契約、携帯電話…契約している企業に確認が必要
・クレジットカード…カード発行先の企業に確認が必要
・有価証券(株式)証券会社等に確認が必要

■令和元年に市名を変更した丹波篠山市
兵庫県丹波篠山市は、住民投票を経て、令和元年に市名を変更しました。
同市が公表している市名変更に係る調査報告書によると、「丹波篠山」という名称が「丹波篠山市のことを指している」と回答した人の割合が、市名の変更前後で約2倍以上に増えています。
また、平成29年に実施した調査では、市名の変更による地域経済への影響額は52億円と算定していましたが、変更後の令和5年に実施した検証調査では、この影響額が約75億円へと大幅に増加しています。

■いまの清水町はどう見えている?
民間企業のインターネットアンケートサービスを活用し、道外在住者を対象に清水町に関する調査を行いました。
調査結果で得られた、まちの知名度やイメージをご紹介します。

Q 清水町の知名度は?
A まったく知らない81%
「詳しく知らないが名前を聞いたことがある」は13.6%で、ほとんどの人が清水町を知らない状況です。

Q 清水町を検索したことは?
A 検索したことがある9.6%
清水町をインターネット検索したことがある人は少数です。そのなかで、他地域の清水町の情報が出てきて「調べるのに苦労した」人が38.8%います。

Q 清水町のイメージは?
A イメージは特にない73.5%
ほとんどの人が清水町を知らないため、イメージできるモノも特にない状況です。一方で十勝エリアのイメージは「雄大な景観」「野菜類が豊富」などの回答が20%以上あります。

■みなさんと進めるこれからのステップ
まちの名前を変えるかどうかを住民のみなさんと話し合いながら進めていくために、今後の流れをまとめました。
現状で予定している主なスケジュールをご紹介します。

◇STEP1 令和8年1月~2月 住民説明会開催
町名変更や住民投票についてお話しします。みなさんのご意見もお聞かせください。

◇STEP2 令和8年3月 住民投票条例議会提出
町議会へ住民投票の条例を提出します。承認された場合、住民投票を行います。

◇STEP3 令和8年5月 住民投票実施
住民投票を行います。投票結果によって、北海道へ町名変更条例の議案を提出します。

令和8年10月町名変更(目標)

■まちに暮らすみなさんの意思を大切にします
まちの名前をどうするかは、これからの暮らしに関わる大切なことです。
町として必要になる費用や具体的な影響、そして将来どのような姿を目指しているのかを、できるだけ丁寧にお伝えしていきたいと考えています。
住民説明会など、みなさと直接お話しする機会を設けながら、「知りたいこと」「不安に感じていること」にしっかりと向き合い、納得しながら考えていただける環境を整えます。
そして、住民投票によるみなさんの意思を尊重し、まちの名前を決定します。

問合せ:企画課企画統計係
【電話】62・2114