- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道芽室町
- 広報紙名 : すまいる 令和7年12月号
令和5年に着任した協力隊の藤江です。芽室町内で障害者手帳を所持している人は、およそ15人に1人の割合でいらっしゃいます。学校で考えると1クラスあたり約30人とお聞きしたので、単純に計算すると1クラスに約2人の方が障害者手帳を所持していることになります。この事実だけを見ても、障がいや困難を抱えて生活する人々が地域の中で決して少数ではないことがわかります。
私は、地域おこし協力隊として着任してから3年間「障がい者の住まい・生活支援体制づくりの推進」をミッションとして障がいのある方々の自立支援や、地域企業の受け入れ体制整備などに取り組んできました。役場が実施する事業の活用や、NPO法人や福祉サービス事業所や地元企業との連携―これらはすべて、この町で暮らす誰もが安心して自分らしく生きていくための土台づくりです。
働きたい、自立して家を出たいけど一歩が踏み出せない方々は多様な課題を抱えています。一人一人の状況に応じて、制度やサービスの紹介に限らず、じっくりと話を聞き、同じ時間を過ごし、その人らしい暮らしの在り方を共に考えることを大切にしてきました。結果として、地域の企業や事業所での就労、社会参加など、少しずつですが生活の幅が広がる事例が生まれました。
制度や法律、支援の仕組みは重要ですが、それ以上に大切なのは「地域としての共助の精神」だと思います。同じ町に暮らす住民として、支え合い、配慮し合う関係性があってこそ、制度だけでは届かない支援の隙間も埋められます。
任期は終わりますが、多様な背景を持つ住民一人ひとりが、この町で安心して自分らしく暮らしていけるよう自分のできることを続けていきたいと思います。
問合せ:健康福祉課障がい福祉係
【電話】62-9723(窓口1階2)
