- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道大樹町
- 広報紙名 : 広報たいき 令和7年9月号 No.689
大樹高校では、よりよく生きるための力を身につけることを目的として、地域と協働しながら答えのない課題と向き合い、解決に向けて取り組む地域探究授業を行っています。授業では「課題」「仮説」「検証」「まとめ」の4つの工程のサイクルを回し、探究を深めていきます。「この町のぜんぶが学びのフィールド」としている大樹高校の取り組みを紹介します。
◆1 課題
自分の関心のあること、大樹町のこと、社会のできごとから課題を見つけました。
◆2 仮説
事前調査やアンケート、実地調査を実施し、仮説を設定、検証計画を作成しました。
◆3 検証
これまで進めてきた調査・研究を基に、関係する方々に自分たちの考えを提案して意見交換をしたり、商品開発やイベントの計画など、実際に行動し、検証しました。
◆4 まとめ
7月18日に探究成果発表会が開催されました。授業を通して自分たちが聞いたことや見たこと、検証したことを振り返り、考え方の変化や未来への提案などを発表しました。
当日は大樹高校の2年生、1年生と大樹中学校の2年生が参加しました。
◆5 検証
探究成果発表会が終わりではありません。イベントを開催する班や、商品開発したものを販売する班など、探究成果を実現させ、そこからまた探究を進めます。
髙橋校長の講評で「探究している中で考えたことができなくても違う方法を考えることこそが探究であり、考え続けることが大事」との話がありました。
高校生議会に向けて、これからもサイクルを回し、探究を続けていきます。