くらし 生涯学習だより

こんにちは。大樹高校魅力化コーディネーターの浅野かよこです。
9月に行われた大樹高校1年生を対象にした宇宙教育で、和歌山大学の秋山教授・慶応義塾大学・大学院の田中先生による『プロジェクトマネジメント』の授業が行われました。
4つのチームに分かれて、エアロケット(紙で創るロケット状のもの)を発射台からなるべく遠くに飛ばす!というひとつのプロジェクトを通して、チームでの進め方、目的達成までのマネジメントの考え方を垣間見せてもらいました。
チーム内で役割分担を決め、限りある時間の中で、実験・失敗・検証を繰り返す。このPDCAサイクルを回しながら時間内に完成形を作るまでのプロセスは、今後社会に出てからも役立つスキルになり、高校生にとって貴重な機会だったと思います。一番飛ばしたチームは、目に追えないほどの速さで体育館の壁に激突し、メンバーに満面の笑顔が見られました。
今回は1年生の生徒全員が参加する授業でしたが、8月末には、宇宙ボランティアサークルのメンバーが、和歌山県で開催された宇宙シンポジウムに参加し、宇宙飛行士の方や串本古座高校との交流を図ったり、10月には帯広で開かれた宇宙サミットにて、日頃の取り組みを英語と日本語で発表したりと、宇宙のまち・大樹ならではの体験や挑戦を繰り返しています。
自分の「好き」はなんなのか。授業でも遊びでもきっかけが何であれ、ホンモノの現場に触れる機会にあふれている大樹高校の「地域探究科」は、大人が思いつかないような可能性があり、未知のことを学べるという刺激もあるように感じています。
11月14日には学校見学会を予定しています。受験生に限らず、そして町内外問わず、授業の様子や生徒の雰囲気などをぜひ見に来ていただけたらと思います。