- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道浦幌町
- 広報紙名 : 広報URAHORO 令和7年7月号
浦幌町教育委員会では、『学校における働き方改革「浦幌町アクション・プラン(第3期)」』を策定し、学校現場の働き方改革を推進しています。教職員の在校等時間から所定の勤務時間を減じた「時間外在校等時間」を1か月で45時間以内、1年間で360時間以内とすることを目標に掲げています。
令和3年4月から導入した校務支援システムの出退勤管理機能により教職員の勤務時間を客観的に計測・記録し、定期的に公表することで学校現場の実態を多くの方々に理解いただきながら「働き方改革」を推進することにより、時間外在校等時間の縮減を目指していくものです。
■令和6年度学校種別月平均時間外勤務時間 集計結果(単位:時間)
■令和6年度職種別月平均時間外勤務時間 集計結果(単位:時間)
※「時間外在校等時間」とは在校等時間から正規の勤務時間(7時間45分)を引いた時間です。
▽前半(4月~10月)は忙しい月が多め
特に5月・9月・10月は、時間外勤務が多く、平均月30時間近い勤務となっていました。
この時期は行事や年度の節目が重なるため、自然と業務が増えていると考えられます。
▽後半(11月~3月)は勤務時間が落ち着く傾向
年末から年度末にかけては、時間外勤務が20時間前後に減り、45時間を超える職員も少なくなりました。
▽夏や冬は比較的ゆったり
8月は夏休みの影響で勤務時間が大きく減り、1~3月も全体的に落ち着いた勤務状況でした。
■令和6年度の主な傾向
(1)時間外勤務時間(全校平均)
令和6年度は時間外勤務時間が減少傾向。令和4年と比べて約9.4時間/月、減少しており、働き方改善が進んでいる可能性がある。
(2)出勤・退勤時刻(全校平均)
出勤時刻はほぼ横ばい。一方で退勤時刻が早まり、平均で30分程度早くなっている。
(3)時間外勤務45時間以上の職員(月平均)
長時間勤務者も減少傾向。45時間超の職員数が年間平均で2人以上減。
(4)時間外勤務80時間以上・100時間以上の職員数(月平均)
極端な長時間勤務者はほぼ解消。100時間超の勤務者がゼロに。
(5)休日勤務者数
休日勤務は依然として一定数発生しているが、高止まり傾向。
■教育委員会主事補 松田洸大(こうた)
「学校における働き方改革」は単に教職員の仕事を減らすことが目的ではなく、これまで行われてきた学校や教職員の業務を見直し効率化を進め、教職員が「子どもと向き合う時間を確保」し、子ども達に対して効果的な教育活動を行うことができるようになることを目的として行うものです。
児童生徒の保護者をはじめ、町民の皆様におかれましても学校における働き方改革「浦幌町アクションプラン」についてご理解とご協力をいただきますようよろしくお願いします。
問合せ:浦幌町教育委員会総務係
【電話】576-2117