健康 災害時、いのちを守る口腔のケア

こんにちは管理栄養士です

災害時の備蓄品として、栄養をとるための「食品」をまず思い浮かべると思いますが、ほかにも「口腔ケア用品」も重要な備蓄品のひとつです。災害時には、水が十分に使えないことがあるため、平時のように歯みがきや入れ歯の手入れも十分にできないことがあります。また不規則な生活やストレスなどで、口の中の衛生状態がさらに悪くなり、虫歯や歯周病を悪化させてしまいます。
さらに高齢者は、増殖した細菌により誤嚥性肺炎やインフルエンザなどの感染症にかかりやすくなり、命を落とすリスクが高まります。また、栄養をしっかりとるためにも、口腔内の環境がとても大切です。そのため、災害時には口腔内の衛生管理をしっかり行うことが命を守ることにもつながります。
災害時は普段通り歯みがきができなくても、少量の水で数回口をゆすいだり、濡らしたガーゼやハンカチ、ウェットティッシュで歯垢を拭き取ったりし、できる限り口腔内を清潔に保つことが大切です(災害時の詳しいお手入れ方法は本紙二次元コードからご覧いただけます)。また平時には定期的に歯科医院に通院し、日ごろから口腔内を健康に保つことも大切です。
災害時にあるとよい口腔ケアグッズをご紹介します。非常食などと一緒に口腔ケアグッズも一緒に備えておくことをお勧めします。

■災害時にあるとよい口腔ケアグッズ
・歯ブラシ
・歯磨き粉
・デンタルフロスや歯間ブラシ
・砂糖不使用のキシリトールガム
・ウェットティッシュ
・マウスウォッシュ

問合せ:ふれあい交流センター 健康推進係
【電話】485-1000