- 発行日 :
- 自治体名 : 北海道白糠町
- 広報紙名 : 広報しらぬか 令和7年8月号
7月1日、全国町村会で理事会が開催され、次期会長に棚野孝夫町長が選出されました。任期は7月31日から2年間です。
今月号では、会長に立候補したときの所信表明と選出後初登庁時のあいさつの一部を紹介します。
「この度、全国町村会会長という立場を与えていただきました。うれしいというよりも身が引き締まる思いでおります。皆さんにお礼申し上げるのは、この立場に立たせていただいたのは、足元がしっかりしていなければ当然無理な話であります。白糠町のまちづくりを町民の皆さまとともに進められている。こういったことがなければもちろん実現しませんでした。おかげさまで釧路管内は、皆さんが連携しながら、一つになってこの地域を作ろうという思いで今日に至りました。そういうなかで町村会の会長という立場を与えていただいて、釧路地方と北海道の町村会を代表して、この立場がなくして全国の町村会の会長に立候補することはありえませんでした。本当に多くの皆さまのご縁に改めて感謝をしているところであります。その原点中の原点が白糠のまちであります。
町民の皆さんとのまちづくり、これがあっての今回の選出であり、重ねてお力添えに感謝申し上げます。
今回皆さんに共有させていただきたいのは、私が今回の全国町村会の会長に立候補するにあたっての思いであります。立候補の際に申し述べた所信表明の一部を紹介させていただいて、その上で今後のまちづくりや、私が進むべき方向性について共有させていただきます。」
■所信表明
(※広報用に編集しています。)
今、世界各地で、気候変動による大規模な気象災害が発生し、国内においても記録的な猛暑や極地的な豪雨が各地を襲うなど、地球温暖化の影響が顕在化しています。また、ウクライナや中東地域での争いや他国の経済政策の転換が、瞬く間に私たちの生活や社会、経済活動に影響を及ぼすなど、地球規模での変化や、世界のさまざまな動きに、私たち町村は、もはや無縁ではいられない状況に置かれています。
加えて、国内では深刻化する人口減少・少子高齢化問題と、それに起因する労働力不足への対応を始め、食料やエネルギーの自給率の確保、さらには脱炭素社会の実現など、取り組まなければならない課題は山積しています。
こうした中で私はこれまで北海道町村会の会長として、困っている町や村があれば、まずは寄り添い、そしてお話を聞き、その課題に対して町村会が一緒になって行動することを心掛けてきました。
今後もこのことを基本として全国926町村の想いをしっかりと受け止め、その実現に向けて全国町村会として一丸となって行動することにより、激動する時代の変化に翻弄されることなく、町や村が日本を支える主人公として、その力を存分に発揮することができると信じています。
こうした思いのもとで、これまで全国町村会会長の重責を担ってこられた吉田隆行会長の後任として、会長選挙に立候補することを決意した次第です。
全国926町村では、これまで激動する時代の中で、異なる気候風土や資源を生かしながら、国づくりの基本でもある農業、漁業、林業の再興と振興に取り組むとともに、こうした一次産業を、地域ならではの観光業や製造業などとともに、地域振興の核として、日本の食やエネルギーの安全保障を支え、国民の生活に潤いと安らぎを与える重要な役割と使命を担ってきました。
一方で、少子化の進行に加え、女性や若者の都市部への流出により、地方での人口減少が進む中、私たち町村は改めて足元を見つめ直し、その価値を再認識し、それに磨きをかけることで、地方での暮らしや仕事に誰もが憧れる、そうした魅力あるまちづくりを進めていくことが求められています。
農村や山村、漁村の営みは、これまでも地域はもとより、国民の生活を支えてきましたが、こうした一次産業を始め、地域の魅力や資源を生かした観光業や製造業が活力に満ち、希望にあるれる産業として、地域経済をけん引し、持続的に発展することが、我が国の最大の課題である人口減少対策の原点となるものであり、こうした視点からも地方の重要性をこれまで以上に訴えていきます。
次代を担う子どもたちに、魅力あふれる、ふるさとをしっかりと引き継いでいくためにも、私たち町村は、個々の力は小さくも、互いに協力し合い、待ち受ける困難に英知を結集し、一歩先を見据えながらさまざまな変化にスピード感を持って対応していくことが、これまで以上に重要になります。
そのためには、地域の切実な生の声を訴えていくという、説得力のある主張と行動を積み重ねていくことが、全国町村会に求められている責務であり、そのことが全国町村会の存在価値をより一層高め、さらなる発展に繋がっていくものであると確信しています。
私は「行動する全国町村会」として、その先頭に立ち全力を尽くして参る所存です。
「これが立起にあたっての所信表明でした。白糠のまちづくりそのものです。常に皆さんと共に培ってきた、この地域づくり、まちづくりはどこの町村も同じです。このことを今の日本のみんなで連携しながら、これからの地方づくり、まさに地方創生、日本創生のなかで、微力でありますけれども全国の町村長の皆さんとともに、全国町村会という組織を生かしながら頑張っていく。そのことが北海道、そして白糠町の振興発展につながっていくと確信しています。
こういった思いに立たせていただいた、立候補させていただいたのも、日ごろ皆さんとともに、この思いを共有しながら今日を迎えることができたおかげだと思っています。
北海道からの全国町村会長の選出は、町村長の皆さんの長年の悲願でした。そういう思いを受け止めながらしっかりと頑張ります。926の町村の代表として、考えながら行動して行きます。原点である白糠町の皆さんには、変わらぬご理解とご支援を賜りますよう、お願い申し上げます。」