イベント 【特集】二十祭 -はたち-

令和7年、むつ市で二十歳を迎えた人数は約400名です。
今年の「二十歳の集い」は令和7年1月12日に下北文化会館で行なわれました。一生に一度の晴れの日、夢と希望に満ち溢れる会場の様子と、6名の実行委員が作り上げた記念イベント「二十祭(はたち)」についてご紹介します。

◆集った二十歳に聞きました!
来場した二十歳のみなさんにアンケートを実施しました。Q3で「YES」と答えた理由としては「家族や友人が住んでいるから」、「むつ市が好きだから」と記入した方が多く、地元への愛が感じられる結果となりました。一方、Q3で「NO」と答えた理由として多かったのは「希望する仕事がないなど就職先が少ないから」、「交通アクセスが悪いから」、「娯楽施設等が少ないから」でした。まだまだ若い世代が住みやすいまちになるには課題が多いと感じられる結果になりました。
※詳しくは本紙をご覧ください。

◆二十歳、これ極めます。
二十歳をお祝いする晴れの日、突撃インタビューを実施しました。目標や叶えたい夢、これ極めます!というテーマでお聞きしました。希望溢れる未来が楽しみです!ご協力いただいたみなさん、ありがとうございました!

・吉井実似(よしいみに)さん
幼い頃に「かっこいい!」と憧れた税理士になるぞ!

・依田裕太(よだゆうた)さん
成功するために、まずは信頼される大人になる!!

・安藤花音(あんどうかのん)さん
歯科衛生士の国家試験に合格したい!!

・篠塚優翔(しのづかゆうと)さん
就職で地元を離れたけれど、青春を一緒に過ごした仲間を大切にしたい!

・松本昂大(まつもとこうだい)さん
管理栄養士を目指して勉強中。地元で活躍したい!

・吉川綾那(よしかわあやな)さん
お世話になった恩師のような先生になりたい!!
※「吉川」の「吉」は環境依存文字のため、置き換えています。正式表記は本紙をご覧ください。

◆二十祭(はたち)
-自分たちの感覚で企画して、印象深い「二十歳の集い」にしよう-そんな想いを胸に昨年7月の実行委員会設立から本番まで、準備を進めてきました。
記念イベント「二十祭(はたち)」が同じ二十歳の仲間の心に残るように、熱意溢れる活動をしてきた実行委員のみなさんにお話を聞きました。

◇「二十歳の集い」にこめた思い
「企画している自分たち自身も二十歳であり、参加する仲間と一緒に楽しめるようなイベントにしたいです」と話してくれたのは実行委員のみなさんです。
「二十祭(はたち)のロゴ(1)は二十祭(にじゅっさい)と書いて本来の二十歳〔はたち〕と読むように当て字をしていて、祭りのように盛り上げたいという思いを名前にこめています」と教えてくれました。
昨年の7月から活動を始めていた実行委員のみなさんは、会場で使用されるプログラムや看板(2)など、全て自分たちで意見を出し合いデザインしました。光のアゲハチョウの夜景を看板に採用するなど、むつ市を象徴したデザインとなっています。
会場でも一際目を引いたモザイクアート(3)は、「一生に一度のことだから、思い出になるようなフォトスポットにしたいという思いをこめました。アートとともに記念になる一枚が写真としてずっと残れば良いなと思います」と照れたような笑顔を見せてくれました。
※写真は本紙をご覧ください。

◇一生に一度の二十祭(はたち)
本番当日、会場には304人の参加者が来場し、華やかな振袖姿や引き締まった表情のスーツ姿で溢れていました。
第一部、オープニングとなるむつ☆かつ吹奏楽クラブによる演奏で幕が開き、山本市長、冨岡市議会議長による祝辞、記念品の贈呈や二十歳代表の言葉と続きました。それぞれの言葉を受けて会場は大人になることへの不安と希望、緊張したような表情が多く見られました。
第二部では、「二十祭(はたち)」と題して恩師からのサプライズメッセージが披露され、会場からは歓声が上がり笑顔が咲き乱れていました。昨年度に引き続き、公募によるご両親やご親族などからのメッセージ「わたしからあなたへ」が披露されると、心温まる言葉に会場は一変して感動に包まれていました。
実行委員も第一部の二十歳代表の挨拶にはじまり、プログラムの進行に合わせ、第二部記念イベント「二十祭」を成功させるべく、これまで取り組んできたことを全力で出し切っていました。全ての進行を終えると、安堵した表情が伺え、達成した喜びを噛み締めているようでした。

◇参加したみんなの良い思い出に
自分たちで二十歳の集いを作ってみたいという興味から実行委員会に応募しました。7月から準備を始めて、どんなイベントにしたいか、どうすれば参加したみんなが楽しんでくれるかとても悩みました。
企画の内容が決まってからも、ビデオメッセージ収録の調整や、モザイクアートの色塗り作業など大変なことは多かったですし、実行委員会をまとめることにも苦労しました。それでも、実行委員会を通して、イベントを開催できた達成感と委員のみんなと力を合わせることの大切さを学ぶことができたと思います。
参加してくれた二十歳のみんなにとって、心に残る思い出になればいいなと思います。
二十歳の集い・二十祭実行委員会
委員長 沢田茉尋(まひろ)さん