くらし MONTHLY TOPICS 1か月のできごと

■恐竜が雪上を走る!「2025ドリフェス!」開催
2月16日(日)、ひらないDreamライオンズクラブ主催のホタテ産業支援チャリティーイベント「2025ドリフェス!」が夜越山スキー場で開催されました。
昨年2月に初開催し、雪上綱引き大会や手押し相撲大会などを行った同イベントは、今回、「氷河期ティラノサウルスレースin夜越山」をサブタイトルとし、雪上でのティラノサウルスレースをメインに、ホタテ手裏剣万丈篭入れゲームやソリあそびコーナー、キッズダンスやよさこいダンスが披露されるステージイベント、チャリティーバザー、フード販売などが用意され、家族連れなど多くの方が訪れました。
ティラノサウルスレースでは、県内外から57人が参加し、各々が名付けたティラノサウルスの着ぐるみをまとって、青空が広がる夜越山の雪上を全力で走り抜けました。雪上に足を取られたり、転んだりするレース展開に、時折笑い声が響いたり、観客からの応援などで会場は賑わっていました。
成獣ヤング雄の部で優勝した「しばザウルス」こと柴谷晨陽さん(青森市)は「去年優勝した鰺ヶ沢町でのレースに続き、今回、平内町のレースでも優勝ができて嬉しいです。この調子で県内制覇を目指したいと思います」と笑顔で話しました。
なお、同イベントの収益の一部は、ホタテ産業への支援を目的に、平内町漁業協同組合(三津谷廣明組合長)へ寄付されます。

■三井報恩会が表敬訪問-旧西平内村が支援を受けてから90年-
昭和30年に3町村が合併し、今の平内町が誕生していますが、合併前の旧西平内村は経済的に荒廃し、政争も激しく県下でも有名な貧弱村で、さらに昭和初期の東北の大凶作により村民は苦難を強いられていました。
この窮状を救済するため、昭和10年、一般財団法人三井報恩会(米山梅吉初代理事長)は旧西平内村を「特定振興村」に指定し、5年間にわたる支援を行いました。当時の村の年間予算2万5千円に対し、1万円の給付は恵まれすぎるほどの金額で、その時に実施された多岐にわたる事業は大きな成果をもたらしました。このような経緯を踏まえ、昭和16年に振興記念碑を旧西平内村役場前に建立しました。
記念碑は現在、山口コミュニティセンター前にあり、山口町内会(須藤恵悦会長)は「三井報恩会と旧西平内村の歴史を語り継ぐ会(桜庭善則会長)」と連携し、記念碑周辺の環境整備や県内外各方面からの視察などに対応しています。
本年は旧西平内村が「特定振興村」に指定されて90年の節目の年にあたることから、1月28日(火)、三井報恩会の弘中聡専務理事ほか4人が船橋町長を表敬訪問した後、記念碑のある山口コミュニティセンターを訪れ、須藤町内会長ら関係者と懇談し、継承活動に謝意を述べるとともに、今後も交流を継続していくことを約束しました。

■藤沢町内会「餅つき・繭玉作り」を体験!
2月8日(土)、藤沢町内会(小形好文会長)が伝統の「餅つき・繭玉作り」体験を藤沢コミュニティセンターで行いました。
繭玉はミズキなどの枝に繭の形に丸めた餅や米の粉のだんごを多数つけたもので、農作物の順調な生育を祈願する意味があり、今はお正月の縁起物として飾るようになっています。
当日は、町内会や婦人会などのほか、緑が丘保育園の園児など、老若男女50人以上が集まり、大人たちが園児に手ほどきをしながら、「よいしょよいしょ」とかけ声に合わせて餅つきを行ったり、餅を丸めて繭玉作りを楽しんでいました。
その後、参加した園児たちは木の枝への繭玉の付け方を教わり、苦戦しながらも自分が作った色とりどりの繭玉を木の枝に飾り付けていました。

■園児が「ひなまつり」を通して日本の伝統文化を学びました
3月3日(月)、山彦幼稚園(蝦名崇子園長)で、日本の伝統文化を学ぶことをテーマに「ひなまつり会」が開催されました。
会では、株式会社日本総合音楽研究東北支社2名によるサックスとピアノ演奏に合わせ「うれしいひなまつり」の合唱をしました。その後、「形代(かたしろ)」という人の形をかたどった紙が園児たちに配られ、先生が「自分たちの治したいところ、悪いところを形代に移しましょう」と呼びかけると、それぞれ口や胸などをなでて「わがままを言わないように」「病気にならないように」など、一人ひとり発表をしました。
また、着物姿を披露した女子園児がお雛様に舞を奉納した後、町内小・中学校の外国語指導助手を務めるマーティン先生の妻であるチェン チュンジさんが抹茶のお点前を披露しました。その後、正座でのお辞儀やお箸のマナー、正しい和食の配膳などを学び、「仕出し ま兵」の協力で提供された色とりどりのお膳料理を全員で堪能していました。

■町の安全・安心を守る!平内地区防犯協会創立70周年!
2月7日(金)、町立山村開発センターにおいて、「平内地区防犯協会創立70周年記念祝賀会」が開催され、平内町長をはじめ、青森警察署長など来賓の方々や防犯関係者55人が参加しました。
祝賀会では、歴代防犯協会会長を代表して初代会長の故細川重太郎氏のご子息の細川孝允氏へ感謝状を贈呈して労をねぎらいました。
また、70周年を記念して制作された記念誌が配布され、参加者は遠い昔に行われた行事や若かりし日々の先輩方の顔を見て懐かしんでいました。

■浅所海岸で賑わう「白鳥まつり」開催!
ハクチョウの渡来地として特別天然記念物に指定されている浅所海岸で、2月22日(土)、町観光協会(田中茂勝会長)主催の「白鳥まつり2025」が開催されました。
同まつりは、ハクチョウの慰霊と長旅の安全を願い行われているもので、当日は冷たい海風が吹く中、多くの家族連れが訪れ、写真を撮ったり、間近で観察してみたりと、賑やかな鳴き声を響かせるハクチョウとの触れ合いを楽しみました。
会場では、とん汁販売や棒パンづくりなどが出店したほか、白鳥観察所では、日本野鳥の会青森県支部の関下斉支部長を講師とした「バードウォッチング講座」が開催され、町内外から参加した16人が鳥の見分け方や双眼鏡の使い方などを学びながら鳥の観察を楽しんでいました。
また、同日には平内町教育委員会主催の第12回ハクチョウ検定と第11回ハクチョウのまちフォトコンテストの表彰式も行われ、バードウォッチング講座とともに参加した中山菜穂さん(黒石市)は「専門の方の説明を受けられる機会はなかなかないので貴重な体験でした。バードウォッチングが好きなので、多くの方に広まってほしいです」と話しました。