- 発行日 :
- 自治体名 : 青森県平内町
- 広報紙名 : 広報ひらない 令和7年10月号
■町スポーツ協会“空手道クラブ”が全国大会で大活躍!
8月20日(水)、8月に開催された文部科学大臣杯「第67回小学生・中学生全国空手道選手権」で優秀な成績を収めた町スポーツ協会空手道クラブの選手たちが、船橋町長を訪問し、大会結果を報告しました。船橋町長は「お互いに日々努力され、素晴らしい成績を残せたことを思うと、私も大変うれしい。おめでとうございます」とお祝いの言葉を述べました。
また、中学2年生女子形個人戦で大会4連覇を達成した工藤釉月さんは「4連覇できてうれしいです。来年は5連覇に向け、練習をがんばります」と話しました。
※詳しくは本紙をご覧ください。
■宙に実るかぼちゃに大喜び 園児が”空飛ぶかぼちゃ”を収穫!
8月27日(水)、収穫型農園「レッドファーマー(大水大喜さん経営)」で、山彦幼稚園(蝦名崇子園長)の園児が、かぼちゃのつるを農業用ビニールハウスの骨組みにはわせ、実を宙に浮かせて育てた「空飛ぶかぼちゃ」の収穫を体験しました。
この取り組みは、同園の卒園生でもある大水さんが、食育の一環として園児達を収穫の時期に招待しているものです。園児たちは、脚立に乗ってやっと手の届く高さのかぼちゃをお父さんやお母さんに支えられながら収穫していました。
ラグビーボールのような形をした“ロロン”というかぼちゃを収穫したチェン・ダンテ・シチュくんは「カボチャが好きなので、楽しかった」と笑顔で話しました。
また、かぼちゃの収穫後には、もっとも重いピーマンを収穫した園児を決める「MVPマン」が行われました。見事「MVPマン」に選ばれた蠣﨑麗夢ちゃんは「ピーマンが好きなので、めちゃくちゃ楽しかったです」と話し、ピーマンの詰め合わせと空飛ぶスイカが贈られました。
■災害時の建築物解体撤去で協定を締結
8月4日(月)、平内町と青森県解体工事業協会東青支部は、災害時における建築物などの解体撤去に関する協定を締結しました。平内町役場で行われた締結式には、船橋茂久町長や同協会の山本徳光東青支部長が出席し、協定書に押印しました。
この協定は、災害発生時に町が同協会へ協力を要請し、災害対応の妨げとなる建築物の解体や災害廃棄物の迅速な撤去を行う内容です。船橋町長は「今後は本協定に基づき、より一層の連携体制を築きながら災害に強いまちづくりに取り組んでいきたい」と述べ、山本支部長は「日頃から解体工事に従事し、卓越した技術・技能を持つ社員が多くいるため、災害時には力になれると思っています」と語りました。
■地域で学ぶ働く力 平内中学生の職場体験学習!
平内中学校2年生が、9月3日(水)~4日(木)の2日間、町内外約30か所の事業所で職場体験学習を行いました。この活動は、将来に向けて勤労観や職業観について考えることなどを目的に、毎年実施されています。
保育園や消防署、地域のお店などさまざまな事業所に受け入れてもらった生徒たちは、慣れない作業に戸惑いながらも、職員の説明に耳を傾け、真剣な眼差しで業務や訓練に励みました。平内消防署で体験中の荒内詠翔さんに感想を聞くと「消火用のホースが意外と重くて、まだ水圧が最大ではないことに驚きました」と話してくれました。
一方、平内町ご当地レストランホタテ一番で体験中の太田丈太朗さんは「全てが新鮮で慣れないことが多かったが、職場の方々のサポートで頑張れました」と感想を語ってくれました。平内町役場にも生徒が体験に訪れ、防災無線の録音や取材を体験しました。
本記事および表紙に掲載している写真やインタビューは、生徒が体験の一環として行ったものです。
■中学生がそれぞれの思いを主張! 第72回平内地区少年防犯弁論大会
8月29日(金)、平内中学校で、平内地区防犯協会(田中芳子会長)主催による「第72回平内地区少年防犯弁論大会」が開催され、2年生2人、3年生6人が各5分の制限時間の中、日常で感じた自らの主張や思いを聴衆へ向けて発表しました。
見事、最優秀賞に輝いた片山漣時(れんと)さん(3年)は、「見えない力」と題し、生徒会副会長や運動会応援団長としての経験を発表しました。活動を始めた当初は不安や緊張でいっぱいだったものの、先輩や仲間に支えられ、「絆」が大きな力になることを実感したといいます。文化祭や応援団での取り組みをとおして、信じ合うことの大切さを学んだ経験を語り、「ほんとうに大切なものは目に見えない」という『星の王子様』の言葉を引用しながら、仲間と共に前へ進む決意を力強く述べました。
また、片山さんは9月18日(木)に三沢市立第1中学校で開かれる県東部大会に地区代表として出場しました。
■山口町内会が高森山お山(やま)参詣(さんけい)後に直会(なおらい)交流会を開催
山口町内会(須藤恵悦会長)では、8月15日(金)に伝統行事である高森山お山参詣が行われ、子どもから大人まで多くの参加がありました。終了後には山口コミュニティセンターで、例年の反省会に代えて「直会交流会」として開催し、町内の新しい行事として位置づけました。交流会にはお山参詣の参加者約80人が集まり、町内会がオリジナルで作成し高森山山頂で祈祷した「御朱印」が贈られました。
また、町内会と縁のある登山ばやし演奏チーム「坂本組(青森市)」が応援に駆けつけ、岩木山お山参詣の登山ばやし・下山ばやしを披露し、会場は大いに盛り上がりました。須藤会長は、「はやしの県大会で優勝経験のある坂本組の演奏は感銘を受けた。今後は町内会による登山ばやし・下山ばやしの復活の気運が高まってほしい」と盛況だった当時を振り返っていました。
※直会(なおらい)…神前に奉納したお神酒や供物を下げ、参加者みんなでいただくことでご加護・御神徳を賜る行事。
■小湊川の草刈りとゴミ拾いを実施 町土木協同組合による環境美化活動
8月7日(木)、平内町土木協同組合(蝦名和人理事長)が小湊川河川敷内で草刈りやゴミ拾いを行いました。
この活動は環境美化ボランティアとして毎年8月上旬に実施しているもので、今年は雨の降る中でしたが例年より多い21人が参加しました。参加した組合員は「これからは大雨や台風による洪水災害が増える時期になるため、災害を抑える大切な活動だと思っています」と話しました。
■こころを元気にする4つの約束「こころ元気リフレッシュ教室」を開催
管内の小学校3校において、「こころ元気リフレッシュ教室」が開かれ、小学5年生がこころの健康について学びました。
臨床心理士の瀧澤志穂氏と、NPO法人青森音楽療法研究会理事長の佐々木純子氏が講師となり、6月23日(月)に東小学校(水谷和憲校長)、7月2日(水)に小湊小学校(副田俊司校長)、7月17日(木)に山口小学校(赤田季哉校長)でそれぞれ開催されました。「こころが元気をなくしたときにどう気分を変えるか」を考えたり、講話や音楽エクササイズをとおして「失敗しても挑戦する」「ほめる・ほめられる」「気持ちを相手に伝える」「自分を大事にする」の4つの約束を学びました。
児童からは「こころと体はつながっているとわかった」「こころがつらいときは誰かに話してみたい」などの感想があり、講師からは「相談はとても勇気のいること。相談できる人を3人つくり、ありがとうの気持ちを伝え合いましょう」とのメッセージが送られました。
