- 発行日 :
- 自治体名 : 青森県大鰐町
- 広報紙名 : 広報おおわに 令和7年(2025年)3月号
2024年4月、大鰐町の未来を考え、そこに近づいていこうとするプロジェクトがスタートしました。メンバーは大鰐町役場の職員と弘前大学生。彼らは町の未来へと近づくための、小さな一歩を踏み出したのです。
■大鰐に新しい風を!学生による企画
2025年1月25日・26日に「大鰐に新しい風を吹き込もう」というテーマのもと、学生が創り出し、企画観光課がサポートした3つのイベントが開催されました。その様子を学生に紹介してもらいます。
リンク+は「大鰐町に若者のネットワークを作る」ことを目的に始めました。大鰐町には、若者が気軽に交流できる場所が不足しています。そこで、教え合いを通した交流の場を用意しました。毎回10人前後が集まり、教え合いに限らない、様々な交流をしました。勉強はもちろん、お絵描きやごっこ遊びも一緒にしました。新しい友達が出来た子や、仲良くなった大学生と一緒に遊ぶ子もいました。次は3/15の開催です。来年度も継続していきます。(樋田 涼佑)
1月26日にFromOでワニ肉の試食会を行いました。町の動物であるワニを味覚や嗅覚で感じることを目的としたイベントです。当日は、24人が参加し、初めて食すであろうワニ肉に好意的な意見を多く頂きました。また、驚くべきことに大鰐町の公式LINEの情報を見たという東京からの参加者も訪れました。ワニ肉を使ったイベントの注目度が高いことを確認できたと感じています。(飯田 壮)
「弘南鉄道“あの世行き”」は、たくさんの人に大鰐で楽しさを見つけ、自信を持って伝えられる思い出を作ってもらうことを目的に開催しました。新しいものを作るより、元々ある大鰐の良さを活かそう!と、レトロな弘南鉄道と古き良き街並みを利用した「街歩き+お化け屋敷」にたどり着きました。
大鰐町役場の方々や弘南鉄道のご協力の下、広報活動やストーリーの作成、当日の運営など全て学生が行い、目標を上回る256名の方にご参加いただきました。「怖かったけどとても楽しかった」「またやってほしい」という声もいただき、目的を達成できました。今後も機会があればこのような企画を考え、「多くの人を惹きつける大鰐町」にしていきたいと思います!(工藤 結香)
お化け屋敷のかたわら、駄菓子屋を開店しました。駄菓子を買ってもらうだけでなく、大鰐を懐かしみ、少しでも記憶に残ってもらえるようなイベントにしたいと全員で考えました。そのためには大鰐町住民あるいは町外から来た人に対して大鰐を振り返ってもらおうということで今と昔の写真を見比べられるポスターを作りました。町職員の方々の協力のおかげで想定以上の来客が来てくださり、私たちの目標は達成できました。場所は未定ですがポスターは3月頃まで掲示してくださるので、ぜひご覧になってください。変わりゆく大鰐を私も懐かしみ、楽しみにしています。(野口 律樹)
■プロジェクトはまだ続く…
大鰐未来づくりプロジェクトは2025年度も継続されます。ちょっとずつ、それぞれが描く大鰐町の未来に向けた小さな一歩を踏み出していきます。みなさんも一緒に、未来づくりを楽しんでみませんか?
第6次大鰐町振興計画に掲げる地域と行政との「協働によるまちづくり」を目指し、実施する「大鰐未来づくりプロジェクト」は、弘大生の“思い”と“行動”により町に大きな「わ」を作り上げました。来年度も弘大生と協働し、町の未来のため活動して参ります!みなさま、私たちの仕掛ける「まちづくり」をぜひお楽しみに!!
(企画観光課 工藤)