くらし 地域おこし協力隊の隊員レポート ～隊員紹介～

◆地域おこし協力隊隊員　山下　史寛(ふみひろ)さん

昨年7月より鳥獣対策の活動に従事しております。この活動を通じて、農家の皆さんが直面している高齢化という深刻な課題を実感しています。鳥獣対策で農地を守る努力を続けていますが、現在では80歳を超える農家の人も多く、体力的な負担から農業の継続が難しくなっている状況を目の当たりにしています。
この問題を解決するためには、後継者の存在が欠かせません。昨年度、三戸町に来訪された企業の事業承継プラットフォームを利用し、数名の後継希望者と面会しました。現在もお問い合わせをいただいており、今年度中に正式な後継者が決まることを期待しています。埼玉県や神奈川県から農地を視察するために三戸町を訪れる人もおり、農業への社会的なニーズと関心の高まりを感じています。
これからも、大切な農家の減少を食い止めるために、後継者問題への取り組みを軸としながら、都市圏への商流開拓や固定種の野菜栽培への挑戦など、幅広い分野に注力してまいります。また、高齢者にも優しい作物として山わさびやケールの栽培・販路確保に力を入れ、農業の継続をサポートする活動を続けてまいります。