文化 一関のもち食文化(14)

■ハレの日の喜び 餅つき唄に込めて
おめでたい時もそうでない時も、改まった席では餅を振る舞うのが一関。現在は家庭用餅つき機を使うことが多いですが、昔はそれぞれの家庭で、杵(きね)と臼を使ってみんなで餅をつきあげました。
仏事や家庭用の時は一本杵を、祝い事では千本杵を使った餅つきが行われ、特にも慶事のときは餅つき唄の拍子に合わせてにぎやかに餅をつき、喜びを分かち合いました。全国に民謡や作業唄は多くありますが、餅つき唄は珍しく、一関ならではの祝い唄といえます。

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一関もち食推進会議…事務局(一社)世界遺産平泉・一関DMO【電話】34-5345