- 発行日 :
- 自治体名 : 岩手県滝沢市
- 広報紙名 : 広報たきざわ 令和7年6月1日号
■熱中症を予防しましょう
これから湿度や気温の高い夏がやってきます。本格的に暑くなる前に熱中症予防について考えてみませんか。
▽熱中症とは
高温多湿な環境に長時間いることで、体温を調節する機能がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態です。
屋外で活動しているときだけではなく、就寝中など室内で熱中症を発症することもあり、救急搬送されたり、場合によっては死に至ることもあります。
▽熱中症になりやすい人
全国の熱中症における救急搬送状況の年齢区分別、初診時における傷病程度別などの内訳を見ると「高齢者」が最も多く(総務省「令和5年(5月から9月)の熱中症による救急搬送状況」)、高齢者にはより一層の配慮が必要です。また、発症数は少ないものの、暑さに弱い子どもにも注意が必要です。
▽クーリングシェルター
市では、熱中症による健康被害を防止するため、熱中症特別警戒アラート発表時などに休憩できる施設(クーリングシェルター)を指定しています。市のクーリングシェルターは、6月から9月までの期間に熱中症特別警戒アラートが発表された場合、施設の利用時間の範囲内で市民が休憩場所として利用することができます。冷房設備を使用しているため、涼しく過ごすことができます。4月時点では、葉の木沢山活動センター、湖山図書館、市役所本庁舎、市民福祉センターの4施設を指定しています。
市では、クーリングシェルターとして利用可能な民間施設を募集しています。詳細は市HPから
▼熱中症予防のポイント
▽暑さを避ける
室温を確認し、エアコンの温度設定を調整しましょう。通気性の良い衣服の選択や暑い時間帯は外に出ないようにしましょう。
▽こまめに水分補給をする
のどの渇きを感じなくても、こまめに水分補給をしましょう。大量に汗をかいたときは、イオン飲料を飲みましょう。
▽暑さに負けない体を作る
日頃から健康管理に気を付け、十分な睡眠を確保しましょう。暑い時間を避け、適度な運動をしましょう。
▼子どもの特徴
・地面の照り返しで高い温度にさらされる
・体調の異変をうまく伝えられない
・汗腺が未熟
体温調節機能が未熟・熱中症になりやすい
▽保護者の皆さんへ
・子どもの様子をよく観察し、遊びの最中に水分補給や休憩を。
・外出時は風通しの良い衣服を選び、帽子や冷却グッズを使いましょう。
・車で出かける際には、車内に子どもだけを残さないように。
▼高齢者の特徴
・汗をかきにくい
・暑さを感じにくい
体の反応が弱く、気づかぬうちに熱中症に
▽本人・家族の皆さんへ
・室温をこまめに確認し、エアコンや扇風機を使いましょう。
・のどが渇く前に水分補給をしましょう。
・調子が悪いときは、家族や近くの人に連絡をし、そばにいてもらいましょう。
問い合わせ:
(1)熱中症に関すること…健康づくり課【電話】656・6527
(2)クーリングシェルターに関すること…環境課【電話】656・6510