健康 健康だより(1)

■かかりつけ歯科医を持ちましょう 11月8日は「いい歯の日」
いつまでもおいしく、楽しく食事を取るために口腔の健康は欠かせません。毎日のセルフケアに加え、かかりつけ歯科医を持ち、定期的な点検が必要です。

▼歯の健康と健康寿命の関係
歯が少なく義歯を入れていない人は、歯が多く残っている人や、歯が少なくても義歯などを入れている人と比較して、年齢、治療中の病気や生活習慣などの影響を取り除いても、認知症発症や転倒する危険性が高いということが分かってきています。
また、保有する歯が19本以下の人は、20本以上の人と比較して、1·2倍要介護状態になりやすいという結果が出ています。
元気な高齢者でいる秘訣(ひけつ)は、できるだけ自分の歯を保有することですが、万が一、歯を失ってもしっかり入れ歯を使えば、口腔機能は維持されます。かかりつけ歯科医へ相談しながら定期的なチェックをすることが重要です。

▼「オーラルフレイル」に注意
オーラルフレイルとは、簡単にいうと「口腔の虚弱」です。滑舌の低下、食べこぼしや、むせ、かめない食品が増えるなど、口に関する「ささいな衰え」が積み重なった状態です。
このささいな衰えを見過ごしてしまうと、栄養状態の悪化から全身の虚弱につながり、要介護状態になるリスクを高めたり、気分が落ち込みやすくなります。

口腔の健康を守ることは、身体と心の健康を守ることにつながっています!

▽こんな症状ありませんか
・むせる、食べこぼす
・食欲がない、少ししか食べられない
・柔らかいものばかり食べる
・滑舌が悪い、舌が回らない
・口が乾く、臭いが気になる
・自分の歯が少ない、顎の力が弱い

▼歯科医院を受診しましょう
口腔の健康のためには、歯科医院の受診と正しいホームケアが大切です。歯ブラシやフロス・歯間ブラシなどの清掃器具は、どれが自分に合っているかを判断するのはなかなか難しいものです。歯科医院を受診することで、治療や歯のクリーニングだけでなく、自分に合った正しいホームケアについてもアドバイスをもらうことができます。最後まで自分の口からおいしく食べられるように、かかりつけ歯科医を持ち、定期的に受診しましょう。

かかりつけ歯科医をもち、定期受診しましょう!

問い合わせ:生涯歯科保健連絡会事務局健康づくり課
【電話】656・6527