くらし 「苗木生産の匠」吉田正平さん、内閣総理大臣賞を受賞

この度、下有住新切の吉田正平さんが、第64回農林水産祭内閣総理大臣賞(林産部門)を受賞しました。
平成9年に吉田樹苗の経営を引き継いだ吉田さんは、代々受け継いだ育苗技術に加え、県内で初めてコンテナ苗木の生産に着手。県内のコンテナ苗木生産の第一人者として生産技術を確立させました。また、積極的な設備投資や機械導入、苗木移植のため移植器を開発し、意匠登録を取得するなど技術開発により生産を拡大。このほか、省力化や従業員の職場環境の改善など働きやすい環境の整備にも取り組んだことが受賞につながりました。
11月23日に明治神宮会館(東京都渋谷区)で行われた「第64回農林水産祭式典」では、妻の久美子さんとともに鈴木憲和農林水産大臣から賞状と盾を受け取りました。
吉田さんは、「一生に一度であろう名誉ある賞をいただいた。住田町は森林林業日本一の町を目指しているが〝造林は植林から〟である。この賞に恥じないよう、これからも良質な苗の提供に励んでいきたい」と、決意を新たにしていました。