- 発行日 :
- 自治体名 : 岩手県住田町
- 広報紙名 : 広報すみた 令和7年11月号
■RUN RUN RUN‼
10月29日、有住小学校(新沼健校長)でロードレース大会が、翌30日には世田米小学校(鹿糠博子校長)でマラソン大会が開催されました。
児童たちは少し冷たさのある秋の空気を感じながら、学年ごとに設定されたコースでの長距離走に挑戦。仲間や保護者の声援を受けながら、自分のペースで力強く走り抜けました。最後まで全力を尽くす姿や走り終えた後の達成感に満ちた笑顔が印象的でした。
■地元食材を美味しく食べよう‼
10月29日、世田米小学校(鹿糠博子校長)で岩手鶏肉の日給食会が、11月12日に有住小学校(新沼健校長)で秋の恵み給食会が行われました。
このうち、世田米小学校では、学校給食の地場産物利用促進と町の基幹産業への理解を深めることを目的に開催。児童らは、住田フーズ(株)(吉川達哉代表取締役社長)が提供したとり肉を使った「とり肉のごま竜田揚げ」などを頬張りました。
また、有住小学校では、給食を通じ、作物の収穫や生命の恵みへの感謝と地元生産者の取り組みを理解することを目的として開催。
両向ピア・ファーム(株)(水野勝則代表取締役)、安全・安心農業ネットワーク会議、(有)ありす畜産(水野雄幸代表取締役)がそれぞれ提供した食材で作られた「まいたけごはん」「豚肉のねぎ塩焼き」「野菜とかまぼこの和え物」などを賞味していました。
両校児童とも、食材を提供いただいた生産者への感謝とともに、地元食材の美味しさを噛みしめている様子でした。
■森林資源を守り、次世代へ
10月31日、令和7年度気仙地区植樹祭(主催・気仙地方林業振興協議会、住田町林業振興協議会)が世田米の子飼沢地内の町有林を会場に開催されました。
本植樹祭は、再造林や森林整備を推進し、恵まれた森林資源を次世代に引き継ぐことを目的に開催。気仙管内から林業関係者39名が参加しました。はじめに、主催者を代表して気仙地方林業振興協議会会長の神田謙一町長が「豊かな森林の保全は、地球温暖化防止などにつながる。植樹を通し、持続可能な地域をつくるとともに、次世代に引き継いでいきたい」とあいさつした後、佐々木春一町議会議長が祝辞を述べました。続いて、記念標柱を建立した後、参加者全員で植樹活動を行い、カラマツの苗100本を植栽。管内の林業関係者が一体となり、植樹活動に取り組むことで、再造林の重要性について再認識する機会となりました。
なお、今回植えられた苗木が伐採期を迎えるのは、約40年から50年後になるとのことです。
■町を舞台にした映画などを披露
11月2日、まち家世田米駅で町を舞台にした短編映画の上映会が開催されました。
この企画は、イコウェルすみたに滞在していた元TBS社員の須郷信二さんが「町への恩返しをしたい」と映画監督・堀内友貴さんらに声をかけたことから始まりました。
完成した映画「住田にて」には、町民も出演するなど、地域一体となった作品となりました。
上映後は、映画の話の続きが会場内で演劇として披露され、来場者は、プロの演技に見入っている様子でした。
■追悼の祈り、平和への誓い
11月7日、役場町民ホールで戦没者追悼式が執り行われました。
追悼式には、町遺族会(水野養一会長)の会員、町内外各種団体の関係者ら約70人が参列。式では、小向副町長が式辞を代読し、参列者全員による黙とう、佐々木春一町議会議長をはじめ来賓の方々の追悼の言葉に続き、慰霊塔への献花が行われました。
水野会長は「戦争の悲惨さを知らない世代が大多数を占め、戦争の記憶が薄れつつあるが、私たちが享受している平和と繁栄の礎となっていることを忘れず、後世に伝えていきたい」と追悼の言葉を述べました。
