- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県角田市
- 広報紙名 : 広報かくだ 令和7年4月号
クレジットカード会社から「カード情報の確認」というSMSが届いたけど、何だろう?
◆特殊詐欺は身近なところで発生
特殊詐欺は、電話やメールを使って人々を巧みにだまし、金銭を詐取する犯罪です。「オレオレ詐欺」や「還付金詐欺」など、さまざまな手口があります。
県内の被害状況は、令和5年度末時点で352件、被害額は9億円超(宮城県警ホームページより)と、件数、金額ともに年々増加傾向にあります。
詐欺の“被害に遭う人”がいるということは、“加害者になる人”がいるということです。今年1月、オンラインゲームを通じて知り合った男性から「海外で良い仕事がある」と言われ渡航した県内の少年が、現地で特殊詐欺に加担させられたニュースは、皆さんの記憶にも新しいのではないでしょうか。
特殊詐欺は、被害者となるだけでなく加害者となる危険性があります。被害に遭わないためにも、怪しいと感じたら、すぐに関係機関に相談しましょう。そして、自分だけでなく大切な家族にも被害が及ばないよう、注意喚起をしていきましょう。
詳しくは、宮城県警HPをご覧ください。
◆12月末時点での特殊詐欺の被害状況
角田警察署管内では、オレオレ詐欺や架空請求詐欺、還付金詐欺などの手口で、7件・1703万円の被害がありました。県全体では、374件・15億7222万円もの被害が。ほかにも、特殊詐欺の予兆電話も多数確認されています。
◆特殊詐欺の手口と対策
▽キャッシュカード詐欺盗
最近非常に被害が増加している詐欺で、警察官などと偽って電話をかけ「キャッシュカード(銀行口座)が不正に利用されている」などの名目で、カードなどをだまし取る手口です。
▽還付金詐欺
市や税務署、年金事務所の職員などと名乗り、税金還付などに必要な手続きを装って被害者にATMを操作させ、口座間送金により財産上の不法の利益を得る手口です。
出典:「手口一覧と今日からできる対策」(警察庁)
(https://www.npa.go.jp/bureau/safetylife/sos47/case/)
◆今日からできる対策
・まずは落ち着いて、家族や信頼できる友人、警察署などに相談する
・知らない番号からの電話には出ない
・防犯機能付き電話の導入
・固定電話の番号表示・非通知拒否サービスを利用する
◆不安を感じたらすぐ相談!
警察相談ダイヤル #9110
消費者ホットライン 188(いやや)
市生活環境課 【電話】63-2118
県民サービスセンター(大河原地方振興事務所) 【電話】52-5700
県消費生活センター 【電話】022-211-3123
◆闇バイトには加担しない!
闇バイトとは…
違法な仕事や犯罪行為に関与するバイトのことです。SNSや掲示板、怪しい求人サイトなどで「誰でも簡単に稼げる」「即日、現金支払い」といった文章で募集されることが多いです。
・警察庁ホームページには、事例集「犯罪実行者募集の実態」が掲載されています。ある少年が、犯罪実行者募集情報への応募をきっかけに犯行グループに使い捨てにされ、その後検挙されるまでの実態を紹介しています。
▽犯罪実行者募集情報に応募してしまった場合
犯罪グループは、約束の報酬を元から支払うつもりはありません。応募者を「使い捨て」要員として雇います。勇気を持って引き返しましょう。以下の二次元コードには、警察に相談した事例が紹介されていますので、ぜひご覧ください。
→警察庁HP「犯罪実行者募集情報に応募している人へ」
▽闇バイトに申し込んでしまった場合
犯罪を行ってしまう前に、すぐに、以下の窓口に相談してください。もし、加担してしまったと思われる場合も、すぐに相談してください。
・角田警察署(【電話】63-2211)
・警察相談ダイヤル(#9110)
・匿名通報ダイヤル(【電話】0120-924-839)
HPからも匿名で通報できます。