健康 [特集1]9月・10月は認知症を知る月間です

■「新しい認知症観」を知っていますか?
認知症になったら何もできなくなるのではなく、認知症になってからも、一人ひとりが個人としてできること・やりたいことがあり、住み慣れた地域で仲間などとつながりながら、希望を持って自分らしく暮らし続けることができる、という考え方です。
認知症について正しく理解し、認知症の方やそのご家族を地域で温かく見守ることができれば、認知症になっても自分らしく安心して暮らし続けることができる地域につながります。

◇地域で広がる支援の輪と高齢者の活躍
※チームオレンジいわぬま
各地域包括支援センターを拠点に、認知症とともに誰もが安心して暮らし続けられることを目的としてボランティア活動などを行っています。

・地域の高齢者の皆さんが、名取高等学校で行った認知症サポーター養成講座とグループワークに、ボランティアとして参加しました

・「誰かの役に立ちたい」という認知症の方とチームオレンジいわぬま(※)の方が一緒に総合福祉センター中庭の手入れをしました

・元気な高齢者の皆さんが、山や畑の管理が大変になった高齢者宅のたけのこ掘りなどを手伝いました。
採れたたけのこや山菜をいただいたお礼として一緒に食事会を楽しみました

・「一人のご飯は寂しい」という声から始まった食事会。チームオレンジいわぬまの方が、認知症の方に「食事会は明日だよ」と声掛けしたり、一緒にバスに乗ったりと、自然に支援の輪が広がっています

◇世代を超えた取り組み・交流
・名取高等学校の生徒が認知症カフェに参加し、高齢者の皆さんと一緒に七夕飾りを作りました

・岩沼高等学園の生徒が高齢者の皆さんと一緒に認知症啓発グッズを製作しました。このグッズは認知症を知る月間の普及啓発活動で配布されます

9月2日は、認知症サポーター養成講座を受講した名取高等学校家政科2学年の生徒が、認知症の方を含む高齢者の皆さんと一緒に、お菓子作りやレクリエーションを行う予定です。

■9月21日は「認知症の日」認知症について学ぼう
◇みやぎオレンジ大会議in岩沼~認知症に備えよう~[無料]
認知症とともに自分らしく暮らしている「みやぎ認知症応援大使」の皆さんや歌手のさとう宗幸さんと一緒に、認知症について考えてみませんか?

日時:9月21日(日)14時~16時
場所:市民会館 大ホール
出演:みやぎ認知症応援大使の皆さん、総合南東北病院 医師 四條友望さん、歌手 さとう宗幸さん
定員:先着700人
申込方法:申込フォームまたは往復はがきで申し込み
※往復はがきの場合は、返信面に氏名・住所を記入の上、参加希望人数(2人まで)・出演者に聞きたいこと・車いす席利用の有無を裏面に記入し、〒983-8611 ミヤギテレビ「みやぎオレンジ大会議」事務局宛てにお送りください。(9月9日(火)消印有効)
※申込期間中でも定員に達した場合は受付終了となります。ご了承ください。
※申し込みにかかる郵送料は全て個人負担です。
※結果は申込方法に応じて、Eメールまたははがきでお知らせします。
主催:宮城県
共催:岩沼市

問合せ:
・「みやぎオレンジ大会議」で検索
・みやぎオレンジ大会議事務局((株)宮城テレビ放送内)
【電話】022-215-7700
(平日9時30分~17時30分)

■認知症の方や家族のつどいの場
認知症カフェは、認知症の方や介護家族などの仲間と出会うことができる場所です。詳しくは、お問い合わせください。

◇地域包括支援センター
各地域包括支援センターには「認知症地域支援推進員」がいます。自分のこと、家族のこと、友人や近所の方のことなど、気になることがありましたら気軽にご相談ください。

◇認知症初期集中支援チーム
認知症の専門職が相談、必要な医療、介護の導入・調整、家族支援などの初期の支援を包括的・集中的に行い、自立生活をサポートします。

問合せ:介護福祉課
【電話】24-3016