子育て 米谷小・錦織小・米川小が統合 東和小学校が誕生
- 1/36
- 次の記事
- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県登米市
- 広報紙名 : 広報とめ 6月号(361号)
■東和地域の3小学校が統合 中学校を改修して新たに開校
児童数の減少に伴い、米谷小、錦織小、米川小が151年の歴史に幕を下ろし、4月から統合。新たに誕生した東和小学校(若生利とし幸ゆき校長、児童数162人)の開校式を4月4日に開催し、児童や保護者、関係者約280人が出席しました。
開校式では、小野寺文晃(ふみあき)教育長が開校を宣言。若生校長と6年生の木村心温(こはる)さんが小野寺教育長から新しい校旗を受け取りました。
若生校長は「これまで各小学校で積み重ねてきた歴史と伝統を踏まえ、素晴らしい自然環境の中で体と心を育み、新しい学校で活躍してくれることを期待している」とあいさつ。式の締めくくりには、児童が校歌を元気いっぱいに斉唱し、新たな門出を祝いました。
市教育委員会では、子どもにとって、より良い学習と教育環境を整えるため、登米市立小中学校等再編構想を策定。今後は米山地域と南方地域の小学校を再編予定です。子どもたちが魅力ある学校生活を送ることができるように、保護者や地域住民と合意形成を図りながら学校再編を進めていきます。
■友情深め新たな伝統と思い出を作りたい
私は、地域の文化を大切にしながら、1年生から6年生まで全校のみんなが仲良くして友情を深められるような学校にしたいと思っています。
また、米谷、錦織、米川には、これまで受け継がれてきた素晴らしい伝統芸能があるので、東和の地域の良さに触れながら学び、新しい伝統を作っていきたいです。
思いやりの気持ちと最高学年としての責任を持ち、手本となるように心がけながら1日1日を大切に過ごし、東和小学校で新しい友達と楽しい思い出を増やしていきたいです。
■仲間と共に小さな幸せを積み重ねてほしい
私が錦織小学校に通っていた頃と比べると、東和地域の児童数が減り、人口減少を実感しています。母校の閉校は寂しいですが、統合によって同級生が増えることで、子どもたちが互いに切磋琢磨し合える環境ができるのは良いことだと思います。
小学校の統合をきっかけに、もともとあった地区ごとの特色が合わさって、新たな魅力が生まれることを期待しています。これから東和小学校に通う子どもたちには、仲間と共に小さな幸せを積み重ねながら、毎日を楽しく過ごしてほしいと願っています。