文化 市内の文化財散策

(246) 経ケ崎遺跡
高清水地区にある経ケ崎遺跡は、高清水総合支所から西に約1・2キロメートル離れた、標高約35メートルの丘陵上に位置する、縄文時代、古墳時代、奈良・平安時代の複合遺跡で、主に奈良〜平安時代の集落跡を確認しています。
平成10年度に、当時の町道鳴子線の拡幅工事に伴う発掘調査を行い、それ以降、複数の地点で開発工事に伴う確認調査※を行っています。調査では、奈良時代後半頃のものと考えられる竪穴建物跡を複数確認しています。
平成10年度に行った調査の範囲は、長さ約1・5キロメートル、幅約15メートルと細長いもので、現在の遺跡範囲内を横断する位置に当たります。調査の結果、竪穴建物跡12軒と、溝跡、土坑などを発見しました。建物跡の中には、雨水が建物内に流れ込むのを防ぐために、建物の周囲に溝を巡らせたものや、建物内部から外へ排水するための溝を持つものを確認しました。また、建物跡は、2、3軒のまとまりで、おおよそ200メートルの間隔を空けて分布していることを確認しました。
今年度は、遺跡の東端で開発工事に伴う確認調査を行い、南北約75メートル、東西約45メートルの調査範囲の中で、古代の竪穴建物跡を9軒確認しました。今回の調査成果が、建物の分布状況を考える上での資料となるよう、それぞれの建物の時代や時期について、出土した土器などから今後検討していきます。
※遺構の有無を確認する調査

問合せ:教育部文化財保護課
【電話】42-3515