くらし CityView!(2)

■皇室献上に東松島の海苔 鹿野さん初の準優賞
第77回奉献乾ほし海苔(のり)品評会
県漁協鳴瀬支所の鹿野拓洋(かのたくみ)さん(53)(牛網)が手がける乾海苔が「第77回奉献乾海苔品評会」で準優賞となり、高品質の太鼓判を押されて皇室献上品となりました。同支所からは平成29年以来、8年ぶり。鹿野さんにとっては初の皇室献上となりました。
今年は、計91点が審査対象となり、県漁協や県関係者が色やツヤ、香りなどを審査。鹿野さんは「約30年作ってきたが、一報を聞いた時は驚いた。普段からおいしい海苔を作りたいという思いでみんなと知恵を出し合いながら気候変動などに対応している。おいしいに加え、皇室献上という評価が得られたことは素直にうれしい」と話していました。今後は「環境の変化があっても仲間とこれまでの経験を生かして対応し、食べておいしい東松島の海苔を届けられるよう頑張りたい」と意気込んでいました。(1月11日)
※詳しくは本紙をご覧ください。

■都道府県対抗・男子駅伝
矢本二中 阿部陽真さん 2区で3km9分記録の快走
矢本第二中学校3年で陸上選手の阿部陽真(あべはるま)さんが、「天皇盃第30回全国都道府県対抗男子駅伝」に宮城県選手団の一員として出場しました。阿部さんは、強豪ひしめく2区(3km)を9分ちょうどの好タイムで快走し、3区に3位でつなぐ活躍を見せてくれました。宮城県の最終結果は14位(2時間19分46秒)で、10年ぶりの入賞(8位以内)こそ逃しましたが、最終7区まで入賞を争う奮闘を見せました。(1月19日、広島県内)

■更衣室付き本部棟完成 奥松島運動公園内に
野蒜の奥松島運動公園多目的グラウンドに本部棟が完成し、11日に関係者にお披露目されました。本部室や更衣室が設けられた木造1階建て延べ床面積82.81平方メートル、総事業費は約3,300万円。1月15日から利用開始されました。女子サッカーの利用時など幅広い層のグラウンド利用につなげていきます。(1月11日)
詳しい内容は14ページを確認ください。

■地域の力で犯罪防止へ 保護司ら社明運動
本市の「二十歳を祝う会」の会場となった市コミュニティセンターで、保護司らによる「社会を明るくする運動」のキャンペーンが行われました。犯罪や非行の防止と立ち直りを支えることが目的で、同市保護司会と更生保護女性会の会員約20人が参加。祝う会の出席者に「犯罪に戻らない戻さない立ち直りを支える地域のチカラ」と記されたウエットティッシュを手渡しました。(1月12日)

■家族の支えで健康長寿
赤井の田村さん 本年度9人目の100歳
赤井の田村久作(たむらきゅうさく)さんが1月10日、100歳の誕生日を迎え、入所するケアハウスはまなすの里(小野)でお祝い会が開かれました。本年度9人目の100歳であり、市保健福祉部の柏木(かしわぎ)部長が祝詞を贈呈。同ケアハウス職員も手作りのくす玉で長寿をお祝いしました。田村さんは「おいしい日本酒を飲むことを楽しみとしており、規則正しい生活と、好き嫌いなくなんでも食べることが長生きの秘訣。家族のおかげでとても幸せ」と語っていました。(1月10日)

■発災から1年の能登支援 東松島市内の善意集まる
昨年1月に発生した能登半島地震とその後の豪雨災害被災地を支援しようと、東松島市内の市民組織や民謡団体が募金活動を行い、善意を自治体に託しました。本市では現在、能登町に中長期派遣職員1人を派遣しており、職員を通じて直接善意を届けました。
1月7日は、あおい地区自治会が市役所を訪問。同会では、昨年3月にも能登半島地震被災地に募金を送っており、6月には能登町職員が同地区に視察研修のため訪れています。その後に豪雨災害が起き、被災地が一層厳しい状況になっているとして昨年11月末まで集会所や地区会事務所で住民から見舞金を募り、35,554円が集まりました。
1月8日には、野蒜民謡土曜会、民謡はまなす会、三味線将大会の市内民謡3団体の代表者が訪問。昨年12月8日に野蒜市民センターで開催した合同発表会で集まった募金33,765円を市に託しました。