子育て シリーズ 第56回 本物にふれて心育む 大曲小学校

■小小連携も4年生から
本校(児童272人)は、「心やさしく自ら学び高める児童の育成」を学校教育目標に掲げ、他者への思いやりと物事をよく考える習慣を身に付け、失敗を恐れず自分から進んでさまざまなことに挑戦する子どもの育成を目指しています。児童や保護者、地域の方々にも目指す学校の姿を知ってもらう合言葉として、「おおらかに学び輝く理想の学校」を新しい合言葉に設定しました。それに加えて、「自他の命を守る」ことを教育活動の根底に据えています。
本年度特に力を入れてきたのが、「本物にふれる体験」です。劇、音楽、獅子舞、スポーツなど、地域内外にある本物にふれてもらい、動画サイトなどバーチャルでは分からない人の息遣いなどから心を育てたいと取り組んでいます。
小小連携については、赤井小、赤井南小と連携し、4年生から交流事業を展開。宮城アドベンチャープログラムで親睦を深め、5年生の合宿を合同で実施しています。本年度は松島自然の家で3日間同じプログラムを体験することができました。6年生は小中連携も含めて、矢本二中の中総体壮行式や合唱コンクールの練習を見学したり、授業体験をしたりと中一ギャップをなくす取組とつなげます。
学び向上に向けては校内研究のテーマを算数に設定し、授業改善を図っているほか、デジタルメディアコントロールや家庭学習習慣の定着に向けた取組も行っています。
子どもたちには、自分から学び、良いと思ったことに進んで取り組むチャレンジ精神旺盛で、地域に貢献できる人になってほしいです。

酒井 勝則(さかいかつのり)校長