- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県東松島市
- 広報紙名 : 市報ひがしまつしま 2025年7月1日号
■[入隊]芸術文化振興に一層注力
芸術文化教育
鹿嶋 静(かしましずか)さん
鹿嶋さんは、「東松島ふるさと大使」として活躍するバイオリニスト。4月1日付で東京都世田谷区から実家のある同市小野に転居し、市地域おこし協力隊に加わりました。市復興政策課を拠点に芸術文化振興に向けた活動を展開していき、ふるさと大使としての活動も兼務していきます。
ソロバイオリニストとして国内外で活躍。その傍らで毎年、本市に足を運び、小学校などで楽器体験会を開いたり、地域で曲作りワークショップも実施しています。被災地での演奏にも積極的に取り組んできました。
鹿嶋さんは「28年ぶりに地元に拠点を構えます。以前は鳴瀬町民で、今回初の東松島市民。これまで学校での活動は滞在時間の制約があり、自分の中で満足のいく時間を確保できませんでした。今後はより深く関わりながら、子どもたちへの芸術文化の普及、大使としては魅力を発信する役割を果たしたいと考えています」と話していました。
■[卒業]基幹産業の活性化へ
産業の六次化推進
大谷 直也(おおたになおや)さん
あっという間に時間が過ぎました。東松島市の基幹産業は農業6割、漁業4割で、生産能力も高い地域。地元のものを外に売り出していく一つの形としてクラフトビールで貢献していきたいです。
東松島市の協力隊員は、卒業後の定着率が高い印象があり、自分も先輩方に相談しやすかった。今度は受ける立場で応援していきたいと思っています。
■[卒業]サンドアートをきっかけに
芸術振興
保坂 俊彦(ほさかとしひこ)さん
寂しい気持ちとほっとした気持ちが半々。市内にサンドアートという新しい文化を根付かせ、この地域に来てくれた人が楽しみになるよう心掛けてきました。制作中に地元の方々に声をかけていただき、日常的に芸術に触れる機会も作れたと思います。
今後は市内に拠点を置いて制作活動を継続していきます。市民として生活していくので、引き続き地域の方々、よろしくお願いします。
問合せ:地域おこし協力隊事務局 復興政策課地方創生・基地対策係
【電話】内線1234・1264