- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県亘理町
- 広報紙名 : 広報わたり 令和7年3月号
全国の舞台で活躍された亘理町スポーツ賞・文化賞の受賞者のみなさんへインタビューを敢行!競技や作品に対する熱い想いや今後の展望、目標などを聞きました。
町内で活躍するアスリート、演奏者、作家のみなさんにぜひ注目してみてください。
※本人と連絡が取れ、掲載の了承を得られた方にのみインタビューを実施しています。
■第54回全国高等専門学校ラグビーフットボール大会 第2位
仙台高等専門学校2年生 浮津(うきつ)脩平(しゅうへい)さん
Q.ラグビーを始められたきっかけと魅力を教えてください。
高校の部活動勧誘の際に、当時のラグビー部のキャプテンから勧誘されたことがきっかけで始めました。男同士のプライドのぶつかりあいが格好よく、自分より体格が大きい選手に勝てたときの喜びがラグビーの魅力です。
Q.大会に出場されての感想を教えてください。
今回の優勝校は、昨年の大会でも決勝戦で戦い負けた相手でした。その時の悔しさをバネに今回こそは絶対勝ってやろうと思い大会に臨みましたが、惜しくも準優勝で悔しかったです。
Q.感謝を伝えたい方はいますか?
勧誘してくれたキャプテンです。入部当初からずっと練習に付き合ってくれたし、ラグビーの面白さを知るきっかけをくれた方なので感謝しています。その恩返しとしても、今大会の優勝を目標に頑張ってきたので、来年こそはエースになれるようさらに頑張り、優勝を狙いたいです。
■JOCジュニアオリンピックカップ 第18回U18陸上競技大会 男子800m 第6位
聖和学園高等学校2年生 前田(まえだ)晃汰(こうた)さん
Q.身体的に苦しい競技といわれている800mに出場されている理由はなんですか?
短距離的なスピードも、長距離的なスタミナも、両方が必要な競技で難しいのですが、どちらもできたら格好いいなと思って続けています。「陸上の格闘技」と表現されるほど、激しい接触や転倒があったり、選手同士の駆け引きが大事なところも面白いです。
Q.全国大会に出場されての感想を教えてください。
全国大会入賞を目標に頑張ってきましたが、高校に入ってからずっとケガが続いていて出場できていなかったので、念願の全国大会を前に、緊張よりも楽しみな気持ちが大きかったです。レース中は、自分のレースプランを意識して冷静に走りました。6位に入賞できたことは嬉しかったですが、決勝のラスト100mで5人に抜かれてしまったことが悔しかったです。
Q.今後の目標を教えてください。
7月にあるインターハイと10月にある国民スポーツ大会で入賞することが目標です。
■第55回全日本ギターコンクール学校の部 最優秀賞
宮城県大河原産業高等学校1年生 高橋(たかはし)咲子(さきこ)さん
Q.クラシックギター部に入部されたきっかけを教えてください。
中学生の頃に遊びに行った高校の文化祭で、クラシックギターの演奏を初めて聴いた際に、生音の迫力に感動したことがきっかけで入部しました。入部してから、曲やパートの雰囲気に合わせたさまざまな演奏手法があることを知り、音だけでなく視覚的にもこだわって演奏していたことに驚きました。
Q.初めての大会に出場されての感想を教えてください。
ステージ裏で自分たちの番を待っているときに聞こえてきた他の学校の演奏が綺麗でとても緊張しました。でもみんなでいい演奏ができたなと思っています。
Q.来年度は先輩になりますが、どんな先輩になりたいですか?
聞かないと分からないことがたくさんあるので、分からないときに気軽に声をかけやすく、聞かれたことを分かりやすく教えられる先輩になりたいです。
■第17回銀華文学賞 優秀賞
石垣(いしがき)麗子(れいこ)さん
銀華文学賞とは、壮年・熟年・シルバー世代の文芸創作活動に光をあて、その小説作品を賞揚し、顕彰しているものです。
Q.今回執筆された作品について教えてください。
東日本大震災を題材に人生で初めて執筆した小説です。毎日机に向かって書いては修正を繰り返し、1年以上かけて作品を書き上げました。
Q.震災を題材に執筆することを決めたきっかけはなんですか?
いつか震災の経験を作品として残さなければならないと思っていました。犠牲者の方々の十三回忌を迎えたことで、その想いが強くなり執筆を決めました。
Q.入賞されたときはどんな気持ちでしたか?
賞を狙ってではなく、この作品を少しでも誰かに読んでもらえたら、という小さな気持ちで応募したので、入賞の連絡を受けたときはとても驚きました。
Q.今後も作品を書き続けたい気持ちはありますか?
東京での授賞式で、「被災地の人に初めて会った」という方もいらして驚愕しました。それと同時に震災について伝えていくことが必要だと実感しました。今後も、地域や身近な生活からテーマを拾い、自分のペースで書き続けていきたいです。
■第72回全国吹奏楽コンクール 銅賞
聖ウルスラ学院英智高等学校3年生 後藤(ごとう)花泉(かい)さん
Q.吹奏楽を始められたきっかけと担当している楽器を教えてください。
元々音楽が好きだったことから中学校で吹奏楽を始め、高校ではチューバを担当しました。大きく息を吹く必要があり音の調整が難しい楽器ですが、曲によって味が出せる楽しい楽器です。
Q.吹奏楽部の練習を振り返ってみてどうでしたか?
先輩にはマーチングの時に厳しく指導してもらい、友達とはぶつかりながらもお互いにアドバイスをして練習を重ねてきました。そのおかげでここまで上達し、コンクールに出場することが出来ました。
Q.コンクール当日の気持ちを教えてください。
会場の方々にも演奏を楽しんでもらうために、緊張よりも楽しんでいこう!という気持ちで臨みました。今まで頑張ってきた練習の成果を発揮することができましたが、目標の金賞には一歩届かずすごく悔しかったです。