健康 健康ガイド(2)

■介護予防について~認知症を予防しましょう!~
現在日本では、65歳以上の高齢者の4人に1人が認知症、またはその予備群といわれています。誰もがかかる可能性のある認知症ですが、早期に発見し治療を始めれば、症状の軽減や、進行を遅らせることが可能です。

◇年相応のもの忘れと認知症の違い
認知症の初期症状にみられる記憶障害は、生理的老化による年相応のもの忘れとは異なります。年相応のもの忘れの場合、忘れたという自覚がありますが、認知症の記憶障害の場合は忘れたことを自覚できないため、日常生活に支障をきたすようになります。

※前とちょっと違うなと感じ、気になる時は専門機関に相談・受診しましょう。

◇できることからはじめましょう!認知症予防
1.有酸素運動を行う
…有酸素運動(ウォーキング、水泳、体操など)には、脳により多くの酸素をとり込み、血液循環をよくする効果があります。

2.野菜や果物、魚などを積極的に食べる
…野菜や果物、魚などの抗酸化、また抗炎症作用をもつ食品や栄養素が、認知症予防に有効と考えられています。
また、いろいろな食品を摂取している人ほど栄養摂取状況が良好で、認知機能低下が抑制されたことが報告されています。

3.脳血管障害のリスクを減らす
…脳血管障害の多くは、高血圧症や糖尿病、心疾患などの生活習慣病がもとで起こります。運動不足、肥満、塩分のとりすぎ、お酒の飲みすぎに注意しましょう。

4.急激な環境の変化を極力避ける
…入退院、転居、退職、死別など、急激に環境が変化した時のストレスが、認知症を誘発する可能性があります。変化には徐々に慣れていけるよう、極力配慮をしましょう。

5.今すぐ禁煙を!
…タバコに含まれる有害物質は脳を委縮させたり、血管を傷つけて動脈硬化のリスクを高めたりして、認知症の大きな原因になることがわかっています。

6.趣味をもつ
…常に新しいことに挑戦する気持ちが脳の機能を高めます。

問合せ:地域福祉課 介護福祉係
【電話】767-2198

■認知症あんしんガイドブック~ケアパス~を設置しています
ケアパスとは、認知症になっても安心して暮らしていけるように、認知症に関する相談窓口や病院などをまとめたものです。地域福祉課や総合案内、保健福祉センター、地域包括支援センター等に設置していますので、ぜひ手に取ってご覧ください。町のホームページにも掲載されていますので、参考にご覧ください。

問合せ:地域福祉課 介護福祉係
【電話】767-2198

■「こころの体温計」でこころの健康度をチェックしてみませんか
「こころの体温計」では、スマートフォンまたはパソコン等を使って、簡単にストレス度や気分の落ち込み度などがチェックできますので、「こころのケア」にお役立てください。

◇ご利用方法
本紙二次元コードをスマートフォンまたは携帯電話等で読み取るか、「利府町 こころの体温計」と検索
※利用料は無料ですが、通信料は自己負担となります。

問合せ:健康推進課 健康総務係
【電話】356-1334