- 発行日 :
- 自治体名 : 宮城県利府町
- 広報紙名 : 広報りふ 令和7年4月号
町では登校しぶりや不登校傾向にあるお子さんやその保護者に対して一人ひとりの状況に応じた支援を行っています。
■利府町子どもの心のケアハウス(通称…十符ルーム)
通所する児童生徒にとって安心できる場所であるとともに、学校復帰に向けての教育相談や進路相談をはじめ、一人ひとりの個性や教育的ニーズに合わせた支援・居場所づくりを行っています。また、基本的な生活習慣を再確認し、社会性を培う場としても様々な体験活動を行っています。
学習面に関しては、お子さんの状況に応じた課題等を学校と相談しながら準備し、基礎学力の補充を中心に無理のない範囲で行っています。中学生には定期考査を「十符ルーム」で受けられるように配慮するなど、支援方法を工夫しています。
■相談について
令和6年度から「不登校相談専門員※1」を新たに配置し、不登校に関する相談にあたっています。保護者の皆さまからの相談を受けて、学校と情報を共有し、一人ひとりの状況に応じた支援方針を設定し、学校・保護者・相談専門員がそれぞれの立場から児童生徒への支援を効果的に進められるようにしています。
また、必要に応じてスクールカウンセラー(SC)※2やスクールソーシャルワーカー(SSW)※3とも協働できる体制を整えています。
■利府町子どもの心のケアハウス茶話会・相談会を開催しています
登校しぶりや不登校傾向にあるお子さんを持つ保護者を対象にした茶話会で、個別相談も実施しています。〔不登校相談専門員、ケアハウススーパーバイザー(SV)※4、スクールソーシャルワーカー(SSW)、スクールカウンセラー(SC)が対応〕
茶話会では登校しぶりや不登校について気になること、困っていることなど、関わり方への悩みなどを共有しながら、専門的な立場からのアドバイス等を行っています。
今年度も6月・10月・2月に開催を予定しています。参加希望される場合は学校またはケアハウスにご相談ください。
■不登校理解講話の開催
登校しぶりや不登校の低年齢化が進んでいます。楽しく学校に通えるよう、お子さんや保護者の不安を少なくするため、新小学1年生の保護者を対象とした入学説明会において、不登校相談専門員より専門的な立場からアドバイスを行い、お子さんの悩みや不安を早期発見し、登校しぶりや不登校の解消を図ります。
**つらくなる前に…お気軽にご相談ください**
※1 不登校に特化した相談員
※2 臨床心理士など専門的な知識や経験を有し、学校内でカウンセリングにより児童生徒の心のケアを行う
※3 教育や社会福祉など専門的な知識や経験を有し、子どもが置かれた家族や友人関係の環境に対し、問題解消のため児童生徒や保護者に支援を行う
※4 不登校児童生徒の自立や学校復帰の支援や、ケアハウスの円滑な運営に努め、学校と連携・調整を行う
ケアハウス(十符ルーム)連絡先 ※総合体育館敷地内
【電話】352–8510(不登校相談ダイヤルを兼ねています)
※担当者が学校訪問などで不在の場合がありますので、相談される場合は事前に電話でケアハウスにお問い合わせください。
問合せ:教育総務課 教育指導係
【電話】767-2124