くらし 十符人(とふと)

「十符人(とふと)」では、毎月、利府の魅力づくりや魅力発信に貢献している方を取り上げていきます。

■株式会社東北マツダ整備士
TGRラリーチャレンジin利府 参戦ドライバー
小野寺 慶(おのでら けい)さん
1980年多賀城市生まれ。専門学校で自動車整備士の資格を取得し2001年より(株)東北マツダに勤務。2015年に利府町菅谷に転居。2024年2月、利府町の『夢チャレンジ応援助成事業』に採択。同年9月開催の『TGRラリーチャレンジin利府』(※1)に、利府町民として唯一初参戦。11月には『利府ラリー』(※2)にも出場。今年6月1日のラリチャレにも参戦。

◇憧れの『TGRラリー』を走破!〝夢を実現できる町〞に暮らす。
「2年前に『TGRラリーチャレンジin利府』(※1)を見に行った時、ケーブルテレビの取材を受けて〝来年はドライバーとして出場します!〞と言ってしまいました」と笑うのは、同大会に昨年から参戦している小野寺慶さん。オートテストに出場して、ラリー大会に必要な国内B級ライセンスを取得し、2024年に自家用車であるマツダのデミオ(AT車)で初参戦。ラリー競技は、閉鎖された一般の公道や林道を走るスピードを競う人気のモータースポーツ。マシン(車種)によってクラスが分かれ、コース上に複数設けられた競技区間を疾走するタイムの合計で勝負。「いつかは叶えたいと思っていた夢を、実現することができました」と話します。次の大会は、今年9月に開催される『利府ラリー』(※2)(昨年も参加)。「利府町はモータースポーツの振興に力を入れていて、町で開催されるラリーという競技を通じて同じ目的を持つ仲間と出会えるのも大きな魅力。モータースポーツへの理解を促すとともに、車の安全な走行方法やハンドル操作、メンテンナスの重要性なども多くの方に知ってもらい、少しでも自動車文化の発展に貢献したい」。「自分は全く該当しないと思っていたのですが、『利府町夢チャレンジ応援事業』(※3)に応募し、採択いただきました。自分の夢や何かやりたい事がある方はぜひ、この事業を活用してほしいですね」とお話いただきました。

(※1)正式名称「TOYOTA GAZOO Racingラリーチャレンジ」。利府町では2022年より県内の市町村で唯一、当イベントを誘致。今年で第4回目の開催。
(※2)JAFのモータースポーツ愛好会を支援する組織JMRC公認のラリー競技会。東北ラリーシリーズのひとつ。2021年より利府町で開催。
(※3)スポーツや文化・芸術活動などに熱い想いを抱き、夢に向かってチャレンジする取り組みを10万円を上限に支援する事業。