しごと のしろのしごと-能代の魅力ある企業を紹介-

◆中田建設株式会社 能代本店
所在地:能代市万町4-29

◇SNSを活用して若い世代に建設業の魅力を発信
昭和21年、能代市で創立した総合建設業者(ゼネコン)です。市内の本店の他、秋田市、仙台市、東京都に事業所を構え、約100人が働いています。
これまで市内小中学校の建設工事や、能代港の港湾整備工事などを手掛け、現在は国道7号沿いのホテルルートイン能代の増築工事を進めています。
地域に根差した企業としてイベント運営にも注力。「港まつり能代の花火」の会場設営やボランティア活動、「能代七夕天空の不夜城」の灯籠の組み立て・解体などを同社が行っており、地元の祭りを後押ししています。
最近では、SNSを活用した情報発信にも力を入れています。工事の進捗状況や地域貢献活動、社内行事などを紹介。採用活動につなげる狙いもあるといいます。営業部の阿波野志隆さんは「実際にインスタグラムをきっかけに応募した志願者もいます。会社に興味のある方はホームページやインスタグラムで雰囲気をチェックしてほしい」と話します。
建築部の鳥井美弘工事課長は「建設業界も人材不足や高齢化が深刻。〝人〞の経験が重要な仕事なので、若い人たちに興味を持ってもらってベテランの技術をつなげていきたい」と未来を見据えます。

◇現場からひと言!
令和4年4月に入社。現場監督として働いています。
工事ごとに専門技術者が関わる建築現場において、段取りや調整などをするのが今の仕事です。現場での代表的な作業の一つが「墨出し」。設計図を基に、基礎や柱の位置などをミリ単位でマーキングするもので、建築現場では欠かせない工程です。
ベテランの職人さんたちに指示を出すのは大変ですが、先輩に仕事を教わりながら、いずれ自分自身も後輩をしっかりサポートできるように技術を磨いていきたいです。何もなかった土地で日々、形になっていく建物の様子を間近で見られるのがこの仕事の面白いところです。
建築部:大高裕喜さん