文化 ふるさとタイムマシン vol.111

■雪の芸術(横手地域)
昭和45年(1970年)

上の写真は昭和45年の『雪の芸術』において特選を受賞した松勢(まつせ)クラブの『なやみ』という作品です。指先や、やかんなど細部までこだわって制作されています。
雪の芸術とは、昭和14年(1939年)に始まった催しです。当時の道路は、踏み固められた橇道(そりみち)が1メートル以上の高さになり、除雪車などがなかったため雪が春まで消えることがありませんでした。まちの有志が「この雪で雪像を作ってまちを飾ろう」と企画しスタートしました。
現在も毎年2月15日・16日の『横手の雪まつり』にあわせて光明寺公園をはじめ市内各所に雪像が作られます。今年はどんなユニークな作品が登場するのか、ぜひ現地で確かめてみてはいかがでしょうか。

・令和5年(2023年)の大賞受賞作品『パズーの家とロボット兵』