- 発行日 :
- 自治体名 : 秋田県横手市
- 広報紙名 : 市報よこて 令和7年5月号
市内の高校生たちを応援‼
■横手城南高校 編
華道部(女子8人)
日本最大規模といわれる『学校華道インターネット花展』で最優秀賞に次ぐ優秀賞を受賞するなど輝かしい活躍を見せる華道部。今回は部長の大久保千滉(おおくぼちひろ)さんにインタビューしました。
私が華道と出会ったのは、部活動見学で、生け花の体験をしたことがきっかけです。
花を生けるときは、作品を見た人の心が和んだり、癒(いや)しを感じたりするような形にすることを大切にしています。花の高さや正面から見たときのバランス、花と花の距離などを意識して、頭の中でイメージしながら挿していきます。花の特徴をよく観察し、「どう生けるか」を自分なりに考えながら花と向き合う時間は、とても新鮮で楽しいです。
私たちは、昨年開催された『Ikenobo 花の甲子園2024』に出場し、10年ぶりの全国大会優勝を目指して挑みました。その場で初めて発表される花材(かざい)を、30分という制限時間の中、3人1組が花ばさみをバトンのように託す形式で一つの作品を完成させます。結果は準優勝。悔しさはありますが、プレッシャーで焦りを感じた時も、「自分たちの花は、自分たちで表現するんだ」と心を落ち着かせ、乗り越えたことはとても良い経験になりました。
季節の変わり目には、廊下や玄関など校内各所に作品を飾り、彩りを添えています。地域のイベントで作品を披露する機会も増えています。私たちの作品を見て、花に興味を持ってくれる人が増えるとうれしいです。
・将来は、元気や癒しを与える花のように、相手の気持ちに寄り添える看護師になりたいです
・花の知識が豊富になりました。作品を通して、多くの人に花の魅力を届けていきたいです