くらし 【特集】やまがたみらい共創予算(2)

◆1.中長期を見すえた「人口減少対策」の強化
(新規)「『県民まんなか』みらい共創カフェ」の開催…1,000万円
こどもや女性、若者、高齢者など、県民と知事の意見交換の場として「『県民まんなか』みらい共創カフェ」を開催し、意見等を県政に生かしていきます。

(拡充)0から2歳児の保育料無償化に向けた段階的な負担軽減…9億8,900万円
安心して山形でこどもを生み、育てることができるよう、0歳から2歳児の保育料無償化に向けた段階的な負担軽減の対象世帯を拡充します。

(拡充)若者・子育て世帯を中心とした本県独自の移住支援…1億1,800万円
若者・子育て世帯の本県への移住を促進するため、移住支援金の拡充や賃貸住宅の家賃補助など、本県独自の重点的な支援を行います。

(新規)包摂性・寛容性の高い地域づくりの推進…2,400万円
女性・若者が山形で活躍する姿や多様な働き方・暮らし方などの情報発信、固定的な性別役割分担意識や無意識の思い込み(アンコンシャス・バイアス)の解消に向けた啓発などにより、誰もが活躍し、輝ける地域づくりを進めます。

(新規)県立高校における国際的な視野と起業家精神を持つ人材の育成…2,200万円
県立産業系高校等におけるオンライン英会話や、「やまがたイノベーティブマインドスクール(仮称)」の開校などにより、国際的な視野と起業家精神を持った人材を育成します。

(新規)不登校児童生徒の多様な学びの機会の確保…300万円
経済的な困難を抱える世帯を対象にフリースクール等の利用料を市町村と連携して支援するほか、メタバースを活用した不登校児童生徒の居場所づくりに取り組みます。

(新規)多文化共生社会の実現に向けた環境整備や地域の交流促進…900万円
外国人住民も安心して暮らせる環境整備への支援や、多文化共生への理解を深めるイベントの開催などにより、日本人も外国人もお互いを認め合い、共に活躍できる社会を目指します。

(継続)米沢トンネル(仮称)の早期実現および鉄道の沿線活性化…5億2,300万円
山形新幹線米沢トンネル(仮称)の整備に備え、約5億円を基金に積み立てるとともに、トンネルの整備効果を高めるため、沿線の活性化や利用拡大に向けた取組みを県内全域で行います。

▽他の主要事業
(拡充)シニア世代求職者と人手不足企業の効果的なマッチング等による就業支援…2,600万円
(拡充)私立学校の運営・授業料等負担軽減のための支援(入学金の支援を拡充)…76億7,200万円
(拡充)屋内スケート施設を含む新スポーツ施設についての検討の深化…2,600万円
(継続)県立博物館の移転整備に向けた基本構想の策定等…3,500万円
(拡充)山形・庄内空港の機能強化と滑走路延長等を含めた将来ビジョンの検討等…1億2,600万円