くらし 匠の心と技をたたえて

◆令和7年度山形市伝統的工芸産業技術功労者褒賞
市では、伝統的工芸産業の技術技法の伝承と発展に長きにわたって寄与され、後継者の指導育成に尽力されるとともに社会福祉や環境整備などに貢献されてきた方々を、山形市伝統的工芸産業技術功労者として褒賞しています。本年度は、次の2人が受賞されます。

▽山形仏壇 大槻信也(おおつきしんや)さん
【仏壇のおおつき】
県外の金融機関の職についた後、家業を継ぐため「仏壇のおおつき」に入社し、金箔仕組をはじめとする伝統技術の習得に励まれました。
令和元(2019)年には伝統工芸士の認定を受け、「第25回全国伝統的工芸品仏壇仏具展」で、「東北経済産業局長賞」を受賞した仏壇を手掛けました。
山形県仏壇商工業協同組合の副理事長も務め、展示会の開催・運営などを行い山形仏壇の普及と産地の活性化に尽力しています。

▽美術鋳造 中野秀昭(なかのひであき)さん
【英工藝(はなぶさこうげい)】
高校卒業後、美術鋳造を手掛ける株式会社西村工場に入社し、鋳造部で鋳造技術の基本を学びました。その後、英工藝を創業し、日々鋳造技術の研さんに努めています。
市立病院済生館中庭に設置された「ローレツ博士像」、最上義光歴史館前に設置された「最上義光像」の鋳造に携わりました。
山形県美術連盟幹事も務め、展覧会運営や技術指導にも尽力し、鋳造のみならず美術教育の普及にも貢献しています。

問合せ:ブランド戦略課
【電話】内線413