- 発行日 :
- 自治体名 : 山形県村山市
- 広報紙名 : 村山市報「市民の友」 2025年7月15日号 No.1419
■〔健康づくり計画 理念目標〕つなげよう、人の輪!広げよう、健幸の輪!栄養と食生活
◆朝食で「体内時計」をリセットしましょう
朝、目が覚めると、身体は活動に備えて体温や血圧を上げ、夜になると自然と眠くなります。これは、私たちの身体に備わる「体内時計」というシステムによるもので、みなさんも聞いたことがあるのではないでしょうか。今回は体内時計と朝食の関係についてお伝えします。
◇体内時計のリセットとは?
体内時計の周期は約24.5時間で、1日24時間とは約30分のズレがあるため毎日のリセットがとても重要になります。そのズレをリセットする役割を果たすのが「朝の光」と「朝食」です。「光」によって脳内にある主時計が動きだし、「朝食」によって内臓や筋肉など体の各所にある副時計が動き始めます。
◇体内時計をリセットができないと
体内時計が乱れる原因となり、睡眠障害、うつ病、肥満、糖尿病、免疫・アレルギー疾患、さらにがんの発症にもつながることが分かってきました。
◇朝食には何を食べると効果的?
体内時計をリセットする力が大きい糖質(ごはんやパンなど)とたんぱく質(肉、魚、卵、大豆製品など)を摂ることがおすすめです。
また、野菜や海そうに含まれる食物繊維を一緒に摂ると、昼食後の血糖値の上昇を抑えることができます。
◇取り組みポイント
朝は食欲がなく朝食が食べられない、という方も、「バナナと牛乳」や「お茶漬け」、「具沢山のみそ汁」など食べやすいものから朝食習慣を始めてみてはいかがでしょうか。
◇村山市民の状況
毎日朝ごはんを食べる人の割合…令和5年は85.2%
令和17年までの目標95%
(令和6年市民健康調査より)