スポーツ 日本体育大学集団行動合宿in中山2025「繋心」を胸に歩き続けた合宿

集団行動とは、全員が息の合った歩きや動きを見せるパフォーマンスで、その一体感あふれる姿は国内外で高い注目を集めています。
この日本体育大学集団行動の合宿が、10月17日から20日にかけて総合体育館で行われました。12月に石川県で開催される「体育研究発表実演会」に向けて、チームワークの強化や演技の精度向上を目指して練習に臨みました。
中山町で合宿が行われるのは今回で3回目、令和元年以来6年ぶりです。平成28年に日本体育大学と「スポーツ推進・健康づくりに関する協定」を締結しており、その一環で合宿先に選ばれました。合宿に参加したのは1年生から4年生の79名、「繋心(けいしん)」をテーマに、学生が演技の構成を考え、厳しい練習に取り組みました。その様子は一般公開され、町内外から約3500名の見学者が訪れました。
また、期間中には学生の皆さんと町民の交流の機会として体験教室が行われました。町内の小中学生や一般の方が合計で約170名参加し、基本となる歩き方や整列の仕方などを教わり、交流を深めました。参加した中山中2年生の原田こころさん(桜町)と大泉杏莉さん(旭町)は、「『交差』や『回れ右』の動きが難しかったけれど楽しかった。絶対にできないと思っていたけれど、できて驚いた」と、体験を楽しんでいる様子でした。
合宿に参加した4年生の関希実さんは、「この合宿は『いつも通り』を目標にしました。まだ私たちの『いつも通り』はレベルが低いなと思っているので、少しでも段階を踏んで上げていけたらいいなと思います」と意気込みを語りました。監督の大海二朗さんは「集団行動は人を思いやる気持ちを大切にしないと演技が上手くできあがりません。今までも大学の中でそういったことをたくさん伝えてきていますが、合宿を通して実感してもらえたらと思います」と話していました。