- 発行日 :
- 自治体名 : 山形県西川町
- 広報紙名 : NETWORKにしかわ 令和7年10月号
今月のまちの情報をお届けします。
■祈りを込めた火渡り
9月13日、大井沢湯殿山神社で伝統行事「秋の例大祭」、火渡り神事が執り行われました。古来「火生三昧(かしょうざんまい)」と呼ばれるこの神事は、燃え盛る火を素足で渡ることで、けがれを祓い、心の迷いを消し去り、大いなる力を授かると伝えられています。当日、多くの参拝者が見守る中、参加者は勇敢に火の上を歩み、所願成就や無病息災を祈りました。神事には西川小6年生も学年行事参加。児童からは、「思ったより熱くなかった。少し怖かった」など様々な感想を述べてくれました。埼玉県の参拝者は「雰囲気が澄んでいて神聖な気持ちになる」と語り、古来より受け継がれる神事の厳かな空気を実感していました。
■伝統をつなぐ岩根沢の舞
9月14日、岩根沢三山神社にて「岩根沢太々神楽」が奉納されました。この神楽は明治初期、福島県伊達地方から伝わった里神楽が起源とされ、現在は「猿田彦の舞」「宇賀舞」など十座の中からその年に選ばれた舞が披露されます。
舞手は神を象徴する面を付け、神話を題材にした所作を厳かに舞い、一つひとつに深い意味が込められています。「猿田彦の舞」は天孫降臨での道案内を演じ、「宇賀舞」は狐が軽快に舞い、最後に菓子を撒いて五穀豊穣を願います。昭和51年には後継者育成のため保存会が結成され、伝統継承に尽力しています。
当日は子どもたちが菓子を拾い集める姿も見られ、地域に根差した神楽の魅力を感じさせる一日となりました。
■コーヒーの香りに包まれて―Cafe Gassan Blueオープン
9月13日に、月山湖に新たな拠点「Cafe Gassan Blue」がオープンしました。
カヌーや足漕ぎカヤックのHOBIEの拠点として、湖を望む大きな窓とこだわりのインテリアに囲まれた非日常の空間を提供します。
カフェでは、手作りのサンドイッチや町内で焙煎されたコーヒーを湖上で楽しむ「水上ピクニック」や、ONSENガストロノミーで好評だった綱取名物「綱取揚げ」を再現。
月山湖で特別なひとときをご提供します。
□店舗案内
営業時間
火曜日~金曜日:15時00分~18時00分※ドリンクメニューのみ
土曜日・日曜日・祝日:10時00分~16時00分
定休日:毎週月曜日
■世代を超えて楽しむ町民ゴルフ大会
9月28日、秋晴れのもと、第22回町民ゴルフ大会を開催しました。大会には20代から80代までの35名が参加。日頃の練習の成果を発揮しながらプレーを楽しみました。
見事優勝に輝いたのは後藤雄樹さん、2位は佐藤重三さん、3位は荒木多門さん。大会を通じて、技術を競うだけでなく、参加者同士の親睦も深まり、有意義な一日となりました。
また、当日はプレー内容に応じた西川町社会福祉事業への募金活動も行われ、約3万円の寄付をいただきました。ご協力いただいた皆さまに心より感謝申し上げます。
■雨にも負けず!西川町教育長杯・読売新聞店杯ゲートボール大会
9月11日、第45回西川町教育長杯・第29回読売新聞店杯ゲートボール大会を西川町民体育館睦合分館で開催しました。この日は、早朝からの雨により、屋外コートでの開催を断念。しかし、参加者の熱意は衰えることなく、スティックでボールを打つ「カキン」という小気味良い音と、ゲートを無事に通過した際の歓声が体育館いっぱいに響き渡りました。
□大会成績
優勝:小山チーム
準優勝:岩根沢チーム
第3位:梅沢チーム、水沢・入間チーム
■2年ぶりの熱気!MOLDOVA CUPでカヌーの魅力を満喫
9月13日・14日の2日間、月山湖カヌースプリント競技場で、MOLDOVA CUP(モルドバカップ)を開催しました。昨年の大雨による中止を経て、2年ぶりの開催となり、全国から163名の選手が参加。今年は、サップレースやホビーレースなど交流の楽しさを重視した種目(ファンレース)を新設し、小学生から大人まで1日カヌーを楽しむ姿が見られました。
